CAR第50回静岡ホビーショーレポート
2011.05.17
日本全国のホビーファン注目の『静岡ホビーショー』が今年も開催された。国内外のディーラーやバイヤーが集まって商談を行うこのイベントに、ORM取材班としてモータージャーナリストの中村孝仁が潜入。国内外のクルマの模型をつぶさにチェック、最新模型事情をレポートする。
国内屈指のミニカーメーカー、エブロの最新作ダイハツP3。発売は3~4カ月先になるという
その名もパーツパネルコレクション。タミヤ新たな挑戦がこれ。額装されて、リビングのオブジェになる。お値段は68,000円
最新ミニカーの精緻度はここまで来ている。これはドイツのメーカーCMCの作品
1959年開催の第1回以来、今年で50回目を迎えた静岡ホビーショー。鉄道模型、飛行機、戦車などから、最近はフィギュア人気も凄い。
ORM的にはやはり乗り物模型を見たいところで、今回は完全にクルマに特化して会場をレポートする。
プラモデルの人気は年を追うごとに下降線をたどっているように思うが、勿論いまだに健在。ただ傾向的には古いクルマの復刻が多く、往年の名車を再現したものが多かった。
アメリカの老舗プラモデルメーカー、AMTやMPC、あるいはポラーライツなどはラウンド2と呼ばれるメーカーにすべて吸収されている。これらのブランドを扱う有限会社プラッツによれば、かえって輸入がしやすくなって、最新のNASCARモデルなども今年中に上陸するというから嬉しい話である。
一方のミニチュアカーは特に1/18サイズを中心としてその精緻化が進んでいる。勿論こうした動きは1/43にも共通していると思うが、そこは大きいだけに再現力が凄く、とてもミニカーとは思えないような精巧さを誇るものが多く出現した。
飾って愛でる。じっくり造って愉しむ。そして動かして遊ぶ。模型道楽はいくつになっても我々を熱くさせてくれる。
京商製、Dスロット43の基本メカニズム。サイズが小さいためモーターが大半を占める
目下鋭意開発中の最新型コントローラー。無線でコントロールできる優れものだ
10月に発売される6車種12台がこちら。社長曰く「もう少し古いクルマを充実させてもいいかな」
その静岡ホビーショーで、つい先日先行試走会が行われたばかりの京商製の新しいスロットカー、『D Slot 43』が正式デビューを果たした。発表によれば発売は10月を予定しており、価格は3,800円から4,000円程度が見込まれている。また、このショーに先だって北京で開催されたトイショーにも出品。そこでも大きな反響を呼んだというから、もしも中国を巻き込んだスロットブームがやってくると、60年代の大ヒットが蘇る予感すらする。車両に関しては先日の試走会からの進化はないが、改めてその内部構造をつぶさに見ることが出来た。また、ラジコンで幾度もの輝かしい成績を残した京商らしく、ラジコンのプロポの概念を持ち込んだ全く新しいスロットカーのコントローラーを鋭意開発中というニュースも披露された。従来アナログ、あるいはデジタルのスロット用コントローラーは存在したが、京商が開発しているのは完全にコンピューターライズ化されたもの。このため、ローンチコントロールやブレーキフォースのコントロールはおろか、スロットル開度とそのピックアップのピークをどこへ持って行くかなど、あらゆるコントロールが出来るようになるほか、何より有り難いのは無線で車両と通信が出来るため、どこからでもクルマを動かせる点だ。また、1/43、1/32、1/24のすべてのサイズのスロットカーに対応可能だというから、これも革命的である。年内には発売にこぎつけたいとしている。
<関連記事>
■スロットカー新時代!『D Slot 43』誕生。
http://orm-web.co.jp/headline/dslot.php
photo&text: 中村孝仁
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