TOP > CAR > NASCAR Report ! アメリカ...

HEADLINE

新着記事

CARNASCAR Report ! アメリカン・モータースポーツ万歳!

2011.02.18

メインビジュアル

NASCARのシーズン前哨戦となる「Budweiser Shootout」がフロリダ州デイトナビーチにあるDaytona International Speedwayで行われた。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

いよいよ始まる2011年のNASCAR!

写真

スタート前のペースラップ。バンク角33度の壁を隊列で組んで走るマシンはいつ見ても優雅で格好いい

写真

#88デイル・アーンハートJr.と#14トニー・スチュワートを先頭に今年初のスプリントカップがスタート!

写真

よく見るとチームごとに2台体制で走行。上から#1ジェイミー・マクマレーと#42ファン・モントーヤのチップガナシ、#39ライアン・ニューマンと#14トニー・スチュワートのスチュワート・ハース、#88デイル・アーンハートJrと#48ジミー・ジョンソンのヘンドリック

 うれしいうれしいNASCARシーズンの到来を告げる言わばオープン戦、今年で33回目を数える「Budweiser Shootout」。ノンポイントレースとはいえ、全米中継で夜の8時(東部標準時)から11時まで放送するほどその規模は大きく、シーズン中のレースやオールスターと同様の扱い。これぞNASCARなんだと改めて実感しました。ちなみに今シーズン一番話題になっていたのはなんと言ってもケビン・ハービック(#29 Budweiser Chevrolet)。今年からメインスポンサーがバドワイザーに変わった彼ですが、3連勝なるか?さまざまなメディアで取り上げられていました。

 ちなみにこのレースの参加資格ですが、昨年チェイスに進出したドライバー12名と過去のシリーズチャンピオン、過去の「Budweiser Shootout」、「Daytona500」、「Coke400」の優勝者、2001年から10年までのルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得者です。レースは前半25周、後半50周の合計75週で行われれます。NASCARのレースはよく耐久レースといわれるのですが、これはスプリントレース。予選は抽選なのですが、今回はデイル・アーンハートJr.(#88 National Guard / AMP Energy Chevrolet)がポールを獲得したのでした。

 デイトナの路面が新しくなってから初のレース。始まって早々に思ったのは画面を見ていても今までのデイトナとは完全に異なる驚くほどスムーズな動き。まるでスケートリンクの上を走っているかのようでした。ドライバーのコメントではグリップもかなりよくなっているとのことでした。

デイトナの新トレンドはダブルドラフティング!

写真

後半開始早々のクラッシュ。巻き込まれたドライバーは残念

写真

ペナルティがなければ優勝していた#11デニー・ハムリン。ほんの少しのミスが勝敗を分けるかたちとなった

写真

初めてデイトナを制した#22カート・ブッシュ。皮肉なことに#29ケビン・ハービックではなくスポンサーのペンズオイル・シェルだけが3連勝

 そして驚くことがもうひとつ、今までのデイトナと異なっていたのがドラフティング。今までのレースでは数台が一列になってドラフティングをていたのですが、このレースではどのドライバーも2台体制のドラフティング!ダブルドラフティングとでもいうのでしょうか?一列にならず、ずっと2台体制のままレースが展開。この新トレンドはレース戦略をたてる上でかなり大きい要素。チームメイト同士でタッグを組むか?どのドライバーと組むか?次の「Daytona500」で各チームがどんな戦略をたてるのか楽しみです。

 さてレースは後半戦始まって早々にデイル・アーンハートJr(#88 National Guard / AMP Energy Chevrolet)とレーガン・スミス(#78 Furniture Row Racing Chevrolet)、カール・エドワーズ(#99 Scotts ez Seed Ford)の接触を機に数台を巻き込むクラッシュが発生。ビックワンとまではいかないものの、巻き込まれたドライバーは残念。そんな中、前半からずっと手堅い2台体制でレース展開をしていたのが3連覇を狙うケビンハービック(#29 Budweiser Chevrolet)とジェフ・バートン(#31 Caterpillar Chevrolet)のリチャード・チルドレス戦隊。他のドライバーはチームが別でも一緒に隊列を組んでいるのにこの二人ははじめからずっとペアでした。

 ただレース後半にはこの2人も分裂してしまい、最終的にトップ争いをしたのははカート・ブッシュ(前 #22 )、ジェイミー・マクマレー(後 #1 Bass Pro Shops / Tracker Boats Chevrolet)とライアン・ニューマン(前 #39 Wix Filters Chevrolet)とデニー・ハムリン(後 #11 FedEx Express Toyota)の2ペア。ファイナルラップにデニー・ハムリンが必勝パターンでもある最終コーナーでライアン・ニューマンをオーバーテイクしたのですがスペースがなくコース内側にあるイエローラインを跨いでのゴール。その結果ペナルティで降格となり、優勝したのはジェイミー・マクマレーに後押ししてもらったカート・ブッシュ。Budweiser Shootoutで、デイトナで、リストリクター・プレートのレースで初優勝となったのでした。今週末はいよいよ「Daytona500」果たしてどんなことが起こるのか?

PAGE TOP