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CARアメリカン・モータースポーツ万歳! NASCAR Report! 第32戦 マーティンスビル

2010.10.30

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NASCAR第32戦はヴァージニア州マーティンスビルにあるMartinsville Speedwayで行われた「Tomes 400」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

今シーズン最後のショートトラック

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レース前のナショナルアンセム、#11の前に立つのは地元ヴァージニア出身のデニー・ハムリン(#11 FedEx Express Toyota)

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デニー・ハムリン(#11 FedEx Express Toyota)とマルコス・アンブローズ(#47 Dollar General Country Million Sweepstakes Toyota)を先頭にレーススタート

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トップを狙うマルコス・アンブローズ(#47 Dollar General Country Million Sweepstakes Toyota)とトニー・スチュワート(#14 Office Depot / Old Spice Chevrole)

 チェイス・フォー・ザ・スプリントカップも中間地点を折り返し残り5戦。第6戦の舞台はヴァージニア州マーティンスビルにあるマーティンスビル・スピードウェイ、NASCARが始まった初年度から開催している唯一のレーストラックです。スタンドや施設こそ新しくなっているもののレーストラックは当時のまま。とても歴史のある1周0.526 マイル(約840メートル)のショートトラックなのです。

 先週のシャーロットが終わり、チェイス争いもトップ3より下位はポイントが150以上離れてしまい追撃が厳しい状況に。シリーズチャンピオンはトップのジミー・ジョンソン(#48 Lowe's Chevrolet)/2位のデニー・ハムリン(#11 FedEx Express Toyota)/3位のケビン・ハービック(#29 Shell / Pennzoil Chevrolet)の3人に絞られつつありますが、ここマーティンスビルはジミー・ジョンソンとデニーハムリンがもっとも得意とするレーストラック。反面、ケビン・ハービックは得意ではないのですが、今回は何としてでもできる限り上位でフィニッシュしたいところ。

 そんな中、予選は昨年秋、今年の春と2回連続ここマーティンビルで優勝しているデニー・ハムリンがトップ。ジミー・ジョンソンはちょっと出遅れて19位、そしてなんとケビン・ハービックは出遅れるどころか予選に失敗?して36位。レースが始まる前から予想通りの流れになりましたが、500周の耐久レースでは何が起こるかわからない、展開に注目です。

デニー・ハムリンがマーティンスビル3連勝!

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久しぶりにトップを快走するデイル・アーンハートJr.(#88 Amp Energy / National Guard Chevrolet)

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デニー・ハムリン(#11 FedEx Express Toyota)がマーティンスビルで3連続優勝!

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総合優勝に向けて貴重な勝利を勝ち取ったデニー・ハムリン(#11 FedEx Express Toyota)のウイニングラン

 レースが始まって早々に予選2位のマルコス・アンブローズ(#47 Dollar General Country Million Sweepstakes Toyota)が首位に立つとデニー・ハムリン(#11 FedEx Express Toyota)はずるずると降格。予選の結果はよかったものの、レースではセッティングが定まらずなかなかトップを走ることができない状況に。逆に予選が悪かったケビン・ハービック(#29 Shell / Pennzoil Chevrolet)は少しずつ順位を上げて100周付近では既にトップ争いに加わっていました。

 中盤には過去にここで何度か優勝しているジェフ・ゴードン(#24 National Guard Families Appreciation / DuPont Chevrolet)や地元ヴァージニア出身のジェフ・バートン(#31 Catepillar Chevrolet)が入れ替わってレースを牽引していましたが、彼らに混ざって久しぶりに100周近くトップを快走していたのがデイル・アーンハートJr.(#88 Amp Energy / National Guard Chevrolet)。最近NASCARの視聴率や観客動員数の減少が話題になっていますが、その大きな要因となっているが彼の成績不振だと言われています。やはりデイルJr.の人気、存在感はすごいものがあります。

 後半はケビン・ハービックがトップを快走。リードチェンジが何度もありエキサイティングなレース展開になる中、見事セッティングを完璧に仕上げることができたデニー・ハムリンが残り40周でトップに。ケビン・ハービックが必死に追い上げるものの、力及ばすそのままチェッカーフラッグを受け今季7勝目、マーティンスビルで3連続の勝利となったのでした。レース後のインタビューでも「レース中はずっと気持ちを抑えながら、少しずつ改善して最後に仕上げたんだ」とのコメント。得意なコースだからこそ、チェイスのプレッシャーを背負いながらも気持ちを抑える余裕があったのでしょう。

 ランキングトップのジミー・ジョンソン(#48 Lowe's Chevrolet)は5位、ケビン・ハービックは見事に3位を獲得。ポイントこそ追いつくことができなかったものの、不得意なコースでこの結果は大成功。次戦のタラデガは今年最後のスーパースピードウェイ。ケビン・ハービックが得意とするコースなので、ますますヒートアップした展開が期待できそうです!

photo: Getty Image for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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