CAR新規自動車寸評:シトロエンC4
2011.07.03
シトロエンC4に試乗した。ニューモデルをより分かりやすく、簡潔に紹介すべく新しく『新規自動車寸評』として、中村孝仁がレポートする。
新しいシトロエンC4とは
■どんなクルマ
フォルクスワーゲン・ゴルフをライバルとするシトロエンのコンパクトハッチバック。日本では6年ぶりのモデルチェンジとなる。プラットフォームは旧型から受け継いでいるので、完全なフルチェンジではないが、変更内容はほぼそれに近いもの。
エンジンはBMWと共同開発による1.6リッター。グレードはセダクションとエクスクルーシブの2種類。セダクションにはNAの1.6リッター直4エンジンと4速ATが組み合わされ、上級のエクスクルーシブには同じエンジンにターボを装備して6速の電子式ギアボックスが組み合わされる。3サイズは4330x1790x1490mm。最大のライバルゴルフに比べると全長で120mm長く全幅は同じ。全高は5mm高い。全長以外はほぼ同じだ。
■どんな特徴
全体のスタイルは保守的になった半面、室内は広くなり、特にラゲッジスペースはセグメント中最大を誇る380リッター。見るからに広い。サスペンションはフロントにマクファーソンストラット、リアにトーションビームとシトロエン独特の油圧とガスを使ったものではないが、ソフトな乗り心地で走りは如何にもシトロエン。ユニークなのはメーターの文字盤の色を変えられたり、ウィンカーや各種警告音を好みのものからチョイスできることなど。また上級のエクスクルーシブではシフトレバーの前方にペットボトルが最大で4本も入れられる巨大なセンターコンソールがつくことなど。
中村孝仁の寸評
C4のデザインが保守的になったのはこのクルマがデビューしたから。今回は顔見せだけのDS4
380リッターのラゲッジスペースはCセグメントハッチバックとしてはかなり広い
手前がC4。奥が年内発売予定のDS4。
■○と×
先代と比較してデザインが地味になったことが×、その分室内空間が広がったことは○。独特だったステアリングのセンターパッドが固定式だった先代に対し、普通の可動式センターパッドになったのは×。その分ステアリングそのものは3.5㎏の軽量化を達成しこちらは○。相変わらずATが4速なのは×。しかしトルコンを改良し46km/hで4速が使えるのは○。お値段がセダクションで旧型同グレード比13万円ダウンは○
■どんな人向け
Cセグメントのハッチバックの中で、あまり人が乗っていないクルマをチョイスしたい人向き。性能や最新メカニズムに敏感な人向けではない。また同様に燃費を気にする人も不向き。デザインとセンスにうるさい人向き。性格的におっとりで張り合わず、常に『お先にどうぞ』を旨とする人に。
■乗ってみて。中村孝仁のお勧め度
どうしても前衛的なイメージを期待しがちなシトロエンが普通に良いクルマを出してきたという感じ。先代で良いと思っていたセンターフィクスドパッドのステアリングが無くなったことや、ベンチレーターにパフュームを仕込ませることのできる機能が無くなったのは寂しい。が、今度はウィンカーをユニークな音に変えられたり、気分に合わせてメーターパネルの照明カラーを変えられて、なかなか面白い。4ATモデルの走りは全体的に少々もったりした印象で、性能を望む人からは不満が出るかも知れない。一方のターボ版は、走りはそれなりだが6速電子制御ギアボックスは変速時のトルク変動がライバルゴルフのそれに比べて大きく、マニュアルでの変速が必須。性格的にはやはり大人しいクルマである。
お勧め度 ★★
<解説>
★★★:超お勧め。万人にお勧めできる。
★★ :お勧め度高いが万能ではない。
★ :マニアック、一部の人向け。
☢ :僕はパスします。
シトロエンジャポン株式会社
http://www.citroen.jp
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