CARスロットカー新時代!『D Slot 43』誕生。
2011.04.23
RCやダイキャストモデルなどでお馴染みの模型メーカー、京商が、スロットカーの世界に参入する。去る2月にドイツで開催されたトイショーに出品したプロトタイプ、その試走会が我が国でも京商本社で行われた。中村孝仁がレポートする。
京商がリリースする新規格スロットカー
構造はほぼ1/32のスロットカーと同じだが、サスペンションを装備する凝った作りである
左から二人目が僕。ほんの試走のつもりだったが、目は真剣そのもの。イケナイ、イケナイ
こうして箱に入っていると、まさにディスプレイモデルのクォリティーであることが分かる
スロットカーについて少し語らせて欲しい。スロットカーは60年代に大流行りした。ちょうど僕が小学生の頃で、発祥はイギリスらしいが当時はアメリカからやってきた遊びだった。ガイドと呼ばれる集電装置をコース上の溝にはめて、そこから電気の供給を受けて走らせるクルマ。鉄道模型の自動車版と思ってくれればよい。
小学生の時にこの遊びにはまった。しかし、中学から高校受験を控え、中断を余儀なくされ、遊び足りないまなに大人になった。だから、今再びはまっている。
確かにラジコンカーのように自由には走れないが、スピードを上げればスピンもするし、アンダーステアもオーバーステアもあって、速く走らせようとしてもなかなか思うようにはいかない。一方でゆっくりとなら誰でも走らせられる。ラジコンとの最大の相違点は、プラモデルをベースにしているものが多いこと。ボディが非常に精巧で実車感があり、まさに走らせるミニカー的な要素がある。
RCで有名なあの京商が同社の技術を結集して作った新しいスタイルのスロットカーが出る。これできっとまたはまる人が増えるような気がする。
京商が誕生させたのは、『D-スロット』と呼ばれる1/43サイズ。これまでは1/24もしくは1/32サイズで、近年ヨーロッパで流行っているのは1/32にマグネットを装着して磁力によってトラクションを得て走るタイプだ。このD-スロットも磁力をトラクションとして走るという点は1/32と同じ。しかも多くのパーツを1/32と共有できるから、現在1/32で遊んでいる人も容易にこちらに移れる。
1/43と言えばディスプレイ用のミニカーのサイズとして知られる。もしこのD-スロットが当たればミニカーとして極めて豊富に世に出回っているモデルたちを、スロットカーに転用できるポテンシャルを秘めていると言えるわけだ。
今年2月、ドイツ、ニュルンベルクで開かれたトイショーで探りを入れるべく出品したところ、ことのほか反響が大きく、これが京商に市販を決定させたようである。
実際に走らせてみたが、1/32のモデルと遜色なく走るから、大人が充分に楽しめるレベル。京商は9月ごろの市販化を目論んでおり、市販時には6車種が用意されるという。また、今後車種を拡大していく予定もあり、さらにオプションパーツも20種類ほど用意するという。昔懐かしいスロットカーがまた盛り上がって、楽しみが増えることになれば嬉しい限りである。
京商『D Slot 43』特設サイト
http://www.kyosho.com/dslot43/index.html
ORM-webでは今後もスロットカーのネタをどんどん出していく予定なので、お楽しみに!
photo&text:中村孝仁
取材協力:
京商株式会社
http://www.kyosho.com/jpn/
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