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MOTORCYCLEFrom Los Angeles 元合衆国大統領とハーレーダビッドソンの深い関係!?

2010.11.01

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こんにちは、From L.A.コラムのyoshi asoです。自称Wheel Junkieとして是非見ておかなくては!という期間限定のギャラリーイベントに行って来ました。その名も“BORN TO BE WILD”。シミバレーにあるTHE RONALD REAGAN Presidential Foundation & Library(レーガン・ライブラリー)にて11月9日まで開催の特別展です。ロナルド・レーガン元合衆国大統領とハーレーダビッドソン、その関係はアメリカン・ヒストリーのひとつと数えられるものだったのです。

元合衆国大統領とハーレーダビッドソンの絆

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1903 HARLEY-DAVIDSON:1903年にウィリアム・ハーレーとアーサー・ダビットソンが小さな木造の小屋で作り上げたシングルシリンダー・モーターサイクルのレプリカ。3,1/8インチボアと3,1/2インチストロークエンジンが搭載されている

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1928 HARLEY-DAVIDSON:ハーレーダビッドソン社は1920年代にはVツインエンジンやティアドロップ・タンクを搭載したモーターサイクルを世に送り出している。20年代後半には時速100マイル(160キロ)近くのトップスピードを誇る"Superpowered Twin"が生み出され、量産車としてはじめてフロントブレーキも装着されるようになった。この1928年モデルの当時の価格は約320ドル、11,000台ほどが生産された

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Brough Superior SS100:モーターサイクルのロールスロイスとして知られるセミレーシングスペシャル、英国製のブロー・スーペリア SS100。ハイパフォーマンスな61キュービックインチ(約1,000cc)エンジンを搭載する

 2004年に他界したロナルド・レーガン元大統領の功績を後世に伝える施設、『レーガン・ライブラリー』に行って来ました。
 ハーレーマニアやアメリカ好きなら聞いたことがあるかも知れませんが、生前俳優やアナウンサーといったユニークな経歴も持つレーガンがこよなく愛したのがハーレーダビッドソン。
 80年代初頭に米市場に浸透した低価格&高品質な日本製モーターサイクルとの競争激化を主要因として、倒産の危機に瀕したハーレーダビッドソン社を当時のレーガン大統領がその権限において再建の一翼を担った言われています。それは、83年4月の輸入関税法改正。45%という衝撃的とも言える関税を特定の重量級モーターサイクルに課したのです(ホンダやカワサキは極端に高い関税を回避できる軽量のモーターサイクルを開発することで反撃に出ましたが)。これをうけたハーレーダビッドソン社も輸入モーターサイクルと十分に競争し得る品質の高い製品を生み出すことに注力、まさに官民挙げての動きが実を結んだからこそ今がある、ということなのです。
 フリーダムとフロンティア・スピリッツの象徴であるハーレーと、そんなモーターサイクルが大好きだったレーガン、二つのビッグネームの深い絆が、ヒストリーとして語り継がれているのです。

エアフォースワンとハーレーダビッドソン

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Californian:ビルダーのウォルト・リドルは12歳の時に初めて自分のミニバイクを作り、以降も数々のモーターサイクルを自ら作ってきたエンスージアスト。2002年製のこの"Californian"は1920年代初期のモーターサイクルにインスパイアされ、一切の現代的なツールや青焼き図面なしに4年の歳月をかけて作り上げた一台

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H-D "Little John Buttera Custom":レースカービルダーのジョン・バテラと息子のクリスがハンティントンビーチのファクトリーで製作した一台は、ピーターセン・オートモーティブ・ミュージアム所蔵のカスタム・ハーレー。カーボン製の燃料タンク、マシニング加工から生まれたスチールやアロイ製パーツ等、多くのオリジナルパーツが盛り込まれている。マシンというよりアート作品だ

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Cushman Eagle:1903年、ネブラスカ州に設立されたクッシュマン・カンパニーは元々、農機具や芝刈り機、ボート用エンジンを作っていた。1936年以降スクーター製造に主眼を置き、50年代にはクルマも生産した。写真の"Eagle"はスクーターとしてもっとも成功したモデル。2速ミッションと強靭な500ccエンジンは芝刈り機用がベースになったと考えられる。スクーターの製造は1966年まで続けられた

 LAのダウンタウンから北西に約一時間、Simi Valley(シミバレー)にある『レーガン・ライブラリー』。ここにはレーガンが眠るお墓がありミュージアム内にはレーガンゆかりの様々な資料や展示品、そして何と大統領時代に使用していた執務室を再現した部屋、専用機のエアフォース・ワンや専用ヘリのマーリン・ワンの実機、防弾等の行き届いた専用車のキャデラックまでもが展示されています。
 今回の特別展示、“BORN TO BE WILD”: MOTORCYCLES AT THE REAGAN LIBRARYでは1階と2階フロアに30台以上のモーターサイクルが展示されています。ターミネーター2のハーレーダビッドソン・ファットボーイなどムービーで使用された車両やレアなカスタム、ヴィンテージモーターサイクル、ハーレーだけでなく様々なメーカーのエポックメイキングなモーターサイクル(もちろん日本製の名車も含む)が間近で見れて、Wheel Junkieのみならず、充分に楽しませてくれる内容でした。
 見どころの多い『レーガン・ライブラリー』ですし、モーターサイクルの展示台数も多かったのでこのコラムより数回に分けてご紹介したいと思います。

THE RONALD REAGAN Presidential Foundation & Library official site
http://www.reaganfoundation.org

特別展示“BORN TO BE WILD”のページ

動画付きの特別展示“BORN TO BE WILD”紹介ページ

photo&text: Yoshi Aso
http://www.1111garage.com

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