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ALL GENREFrom Los Angeles ルート66、そのヒストリーと現在

2010.12.08

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こんにちは、From L.A.コラムのyoshi asoです。古くから旧東海道や中仙道などを訪ねるツーリストがいるように、アメリカでもドライブマップやロードサインを頼りに歴史的な道を旅する人がいます。そう、ここアメリカで歴史的な道と言えば"Mother Road"、ルート66が有名ですね。先日、カリフォルニアを東に離れ、久しぶりにアリゾナ州内を走るルート66をほんの少しですが辿ってみました。イリノイ州シカゴからカリフォルニア州サンタモニカまで、2451マイル(約4000キロ)を繋ぐアメリカ人にとってのマザーロード。現在でも高い知名度を誇る、ヒストリックルート66。"Golden State"カリフィルニアを目指す者たちのメインストリートとして80年代中盤までメジャーだったアメリカンハイウェイ。以後インターステートハイウェイ、いわゆるフリーウェイにその役目を譲り、地図上から消えてしまったルート66ですが、ここを通るたびにいい知れぬパワーを感じます。

映画で見たアメリカそのままの景色

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ジョンの愛車であり、またハックベリー・ジェネラルストアの看板、1957年モデルのコルベット。100%オリジナルのショールームコンディションを維持している。ナンバーはアリゾナ州の正規登録で、ROUTE 66のカスタムプレートだ。

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観光客だけでなく地元のためにもハックベリー・ジェネラルストアを長年営業しているジョンはルート66を愛する。気さくなナイスガイ。彼は希少なクルマやサインボードのコレクターでもあるの。

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ストア店内は食料品やグッズの販売のほか、ショットバー・エリアもあり、ジョンの大好きなエルビス・プレスリーやマリリン・モンローに関するアイテムもディスプレイされている。旧き佳きアメリカにトリップできるグッド・プレイスだ。

 数年前、LAから内陸を目指していた僕は、持っていたマップには記されていない"Historic 66"のロードサインを見つけ、分岐点から吸い寄せられるようにそちらにステアリングを切ったことがありました。
 かつてアメリカの主要幹線道路だったこのハイウェイは、フリーウェイにその役目をスイッチし、現在残されているルート66は途切れながらもアメリカの遺産として、また観光ルートとして存在し高い人気を誇っているのは皆さん周知の通り。イリノイ州シカゴから遠くカリフォルニア州サンタモニカまでを繋いでいたルート66は、全行程を走行するだけでも2週間はかかる道のりです。それぞれの州に見どころとして残る建造物やミュージアム、ウエルカムセンターなどがあり、旧き佳きアメリカにタイムスリップしたような感覚を味わうことも可能。
 初めて僕がこの道を実際に走ったのはアリゾナ州のフラッグスタッフから西にウィリアムズ、セリグマンを抜けてキングマンまでの区間。ルート66のほんの一部に過ぎないのですが、ロードサイドには雰囲気のあるモーテルやレストラン、スーベニアショップなどがあり、そこで出会う風景はその昔に映画で見たアメリカそのままでした。ヒストリーや起源を知ることも大切ですが、ルート66に関しては、まず自分の目で見て感じることが楽しく、また新鮮な感動と出会えるような気がします。

コルベットとルート66

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訪れた人たちから手紙や写真が届くと、こうして店内の掲示板に貼りつける。ハリウッドスターや著名人も来店しているという。

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ストア横にあるガレージにはフォードのモデルAが納められている。ひなびた風景は過去にタイムスリップしたかのよう。

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ストアを挟んでガレージと反対側に建つ納屋。裏側にシャッターがあり、商品のストック倉庫となっている。愛車コルベットも営業時間外はここに納められる。

 今回、寄り道したのはキングマンから西に30分ほどの所にあるハックベリー・ジェネラルストア。赤い1957年型コルベットが目印のルート66の名所の1つです。6年ぶりに再会したオーナーのジョンは相変わらず元気そのもので、コルベットも手入れが行き届いて新車のように光り輝いていました。このクルマはジョンがワンオーナーとして大切に所有し、毎朝裏のガレージから店先に移動するとのこと。1960年代に日本でも放映され、人気を博したテレビドラマ『ルート66』。ジョージ・マハリスとマーティン・ミルナーがコルベットに乗ってルート66を横断するストーリーはもちろん全米でも大人気、「ルート66と言えばコルベット」という周知のイメージが出来上がったのです。
 まるでムービーのセットのような街並み、風景が点在するルート66。作家ジョン・スタインベックの怒りの葡萄(The Grapes of Wrath)で、経済不況の1930年代にルート66を辿って安住の地を求め移り住んできたアメリカ中西部の農民たちにとっての、この道が”The Mother Road”、母なる道として描かれたことも世界的に有名です。

「ハックベリー・ジェネラルストアは、数年前にwebサイトもできて、ヒストリーや動画も見られる。グッズをオンラインで購入できるようにもなったんだ!」と語るジョン。彼はここにいることをプライドとして、今日も旅人たちに笑顔で接していることでしょう。

www.hackberrygeneralstore.com

photo&text: Yoshi Aso

http://www.1111garage.com

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