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CARFrom Los Angeles 西海岸の若きWheel Junkieのライフスタイル

2011.07.02

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こんにちは、From L.A.コラムのyoshi asoです。
カリフォルニアでは日本の旧車がウィークエンドのフリーウエイを疾走する光景を意外に多く目にすることがあり、イベントやカークラブも多数存在します。先日、知り合った若者が鮮やかなポルシェレッドのダルマ・セリカを所有しているということで、彼のガレージにお邪魔してじっくり見せてもらい、ショートドライブにも同行しました。

『イニシャルD』にハマって日本旧車ファンに

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「こないだは、サンフランシスコまでロングドライブに行ったけど、ノントラブルだったよ」と愛車に乗ることが楽しくて仕方ないLeff。実はかなりのSpeed Junkieと見た

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トランクには1974年当時のオリジナル車載ツールを常備。彼が大切にしているレアアイテム、宝物の1つ

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前後のシートもオリジナルに近いマテリアルですべて張り替え、シンプルに仕上げている

 米国で日本の旧車に乗るWheel Junkieといえば、ある程度年齢を重ねた、言わば落ち着いた人が多いのが常ですが、まったく別のアプローチからファンになり、憧れでなく実際に購入して自分好みにカスタムしつつライフスタイルを楽しんでいる若者もいます。彼の名はLeff Dylan、21歳。シニア&ハイスクール時代に『イニシャルD』や『湾岸ミッドナイト』に夢中になり、3年前にとりあえず走る1974年モデルのセリカGTをeBayで手に入れました。そもそもダルマを初めて見たのはロングビーチで毎年行われる日本旧車のショーで、あまりにキュートなディテールが衝撃的でどうしても欲しくなり、6ヶ月かけて探し出したそうです。クルマを見つけたユタ州までは片道は飛行機で、帰りはカリフォルニアまでセリカに乗って帰って来るという強者ぶり。
「安く手に入れた分、帰路の700マイルは何度もトラブルに見舞われ、ガスステーションやリペアショップに立ち寄りながらのロングドライブになったんだ。でも後悔は全くなかったよ」とLeff。
「モスグリーンだったボディカラーはポルシェレッドに、エンジンやサスペンションを自宅ガレージで友達とワイワイ楽しみながらリビルトして現在の姿になった」と3年間を振り返る。
「僕のセリカ、COOLだろ! こいつには一生乗り続けると思うよ」と満面の笑みでした。

LAの若きWheel Junkie

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エンジンはストックをリビルトしているが、いずれ高年式のツインカムかハイブリッドエンジンにスワップ予定

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写真のように、手に入れた時はモスグリーンだった車体を、仲間とともに手間隙かけて今のスタイルにした

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これ、ハンバーガーショップの待ち札。自分の愛車が1974年モデルだからと、特別に譲ってもらい車内に飾っている

 日本旧車のイベントや集まりがあれば必ず愛車で出向くLeffは、元々の仲間だけでなく新たな日本旧車好きの輪が広がることで、他人とライフスタイルを共有することの楽しみを知り、米国内だけでなくwebフォーラムなどでヨーロッパやアジアの仲間とも交流している。「僕にとってセリカは特別な宝物。カスタムするもよし、仲間と何時間でも日本旧車について話すのも楽しい、操作感のあるシンプルなドライブフィーリングもたまらない」と言いながら、僕をショートドライブに誘ってくれました。
 エンジンをリビルトしている恩恵で、フリーウェイを4500rpm、時速75マイルで難なく巡航、広い場所を見つけてはドリフティングも楽しんでいるLeff。18R型2000ccのオリジナルモーターに最近は物足りなさを感じているらしく、もっとパワーのあるモーター、あるいはハイブリッドモーターをセットアップしたいと笑っていました。「すでにスワップするために部品を少しずつ集めているんだ。フォーラムのメンバーが売りに出しているパーツはタイやフィリピンから調達したものもあるんだ」とのこと。実際ガレージのあちこちにたくさんのパーツが保管されていました。「このエンブレムのクラシカルなデザインや、曲線で構成されるボディーディテールがとても魅力的だね。そしてローダウンしたサスにアドバンのホイールと、ひっぱりぎみにセットした扁平タイヤは僕のイメージする日本旧車そのものなんだ。このクルマをドライブしていると、イニシャルDの走行シーンに自分がいるような気分さ!」愛車のダルマを愛おしそうに見つめるLeffの瞳は、まさにLAの若きWheel Junkieでした。

photo&text: Yoshi Aso
http://www.1111garage.com

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