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CARNASCAR 2011 Report!第10戦 「Showtime Southern 500」

2011.05.13

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NASCARのシーズン第10戦はサウスカロライナ州にあるダーリントン・レースウェイで行われた「Showtime Southern 500」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

ケーシー・ケインが今季初のポールを獲得!

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#4 ケーシー・ケインが今季初、レッドブルに移籍してからは2度目のポールポジションを獲得

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#4 ケーシー・ケインと#39 ライアン・ニューマンを先頭にレーススタート

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後半にピットスルーのペナルティを受けてしまった#88 デイル・アーンハートJr.のマシンはいつもと異なるAMPエナジードリンク・シュガーレスのカラーリング

 NASCAR第10戦はサウスカロライナ州にあるダーリントン・レースウェイ。コース形状がツインリンクもてぎに似ている一周1.366マイルのスピードウェイですが、コース幅が広くバンク角が25度あるため想像以上の高速バトルが展開されます。またMothers Day前日に開催されるこのレースにはカップドライバーの母親達が大集合。みんなでレース前のグランドマーシャルをして盛り上げていました。

 予選はケーシー・ケイン(#4 Red Bull Toyota)が今年初のポールポジションを獲得。チームメイトのブライアン・ビッカーズ(#83 Red Bull Toyota)も8位を獲得しレッドブルが好調でした。フロントローにはライアン・ニューマン(#39 Tornados Chevrolet)。スタートから安定してトップを走行するケーシー・ケインの後ろでは2列目スタートのデニー・ハムリン(#11 Sport Clips Toyota)がタイトなマシンで苦戦していました。

 ここダーリントンはピットロード進入が難しく、例年ミスをするドライバーが多いのですが、今年も序盤に接触によるタイヤバーストでピットインしたマット・ケンゼス(#17 Wiley X Eyewear Ford)がミスしていました。その後もマーティン・トゥーレックスJr(#56 NAPA Auto Parts Toyota)がピットロード手前で速度を落としきれずスピン。レース終盤の残り30周付近では、上位を走っていたデイル・アーンハートJr.(#88 AMP Energy Sugar-Free / National Guard)も入り口で目印のコーンに接触してしまい痛恨のペナルティを受けていました。

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2度もスピンしてしまった王者#48 ジミー・ジョンソン。調子が悪いなりにも手堅く15位でフィニッシュ

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#99 カール・エドワーズに追撃される#78 レーガン・スミス。今年はレーガン・スミスがトップチームのドライバーとバトルするシーンを度々観ることができそう

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#78 レーガン・スミスが見事に最後まで走りきり歴史あるダーリントン・レースウェイで自身初優勝を獲得した

 コーナー出口でで壁に接触するドライバーが多かったダーリントン。王者ジミー・ジョンソン(#48 Lowe's / KOBALT Tools Chevrolet)もクラッシュこそ免れたものの、レース中に2度もスピンしていました。そんな中、レースは予選から絶好調のケーシー・ケイン(#4 Red Bull Toyota)が度々トップを走行していたのですが、340周目で同じくこの日好調だったカール・エドワーズ(#99 Aflac Ford)がトップを奪います。レースも残りわずか、このままカール・エドワーズが優勝かと思っていたところに波乱が起ったのでした。

 残り10周となった時点でコーション、これが勝負の分かれ目となったのです。上位のドライバー全員がピットインをする中、唯一10位以内にいながらステイアウトを選択したレーガン・スミス(#78 Furniture Row Chevrolet)。トップチームを相手にしては普通に戦っても勝ち目がないからこそ、この勝負に出る必要があったのでしょう。彼がトップでレース再開した直後にもう一度コーションが起こりグリーンホワイトチェッカーが導入されたのでした。最後のリスタート時に後ろを走るブラッド・ケゼロウスキ(#2 Miller Lite Dodge)にプッシュされながらすばらしいスタートを切ったレーガン・スミス。そのままカール・エドワーズの追撃を振り切り見事に自身初、そして所属するファニチャーロウ・レーシングにも初のスプリントカップ栄光をもたらしたのでした。もしグリーンホワイトチェッカーにならなかったら絶対にカール・エドワーズに抜かれていたはずです。これこそNASCARの醍醐味だよなぁと改めて実感したのでした。

 前週のレポートで「後は結果を残すだけのレーガン・スミス」とお伝えしただけに、今週のレースで早速結果を出してくれた彼に正直驚きつつ、僕にとってもうれしい初優勝となったのでした。さて、もうひとつ気になったのがレース終了間際に起こった#18カイル・ブッシュと#29ケビン・ハービックのバトルでした。レース後今週に入ってからNASCARオフィシャルから二人にペナルティが課されたようです。次戦ドーバーでこの二人がどんなバトルを繰り広げるのか楽しみです。

photo: Getty Image for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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