CARNASCAR 2011 Report!第15戦「Heluva Good! Sour Cream Dips 400」
2011.06.24
NASCARのシーズン第15戦はミシガン州のブルックリンにあるミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われた「Heluva Good! Sour Cream Dips 400」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。
カート・ブッシュが3戦連続でポール獲得
レース前に円陣を組むカールエドワーズのクルー達。フォード勢の中でもランキングトップの#99 カール・エドワーズはレース前からかなり注目されていた
3戦連続ポールという離れ業をやってのけた#22 カート・ブッシュ。あとはレースでも勝利して結果を残したいところ
期待のかかるフォード勢の中で初めにトップを周回した#16 グレッグ・ビッフル。応援にきている地元フォードの従業員や関係者の前でいい結果を残せるか?
NASCAR第15戦は、ミシガン州ブルックリンにあるミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われた「Heluva Good! Sour Cream Dips 400」。ここは一周2マイル、スピードウェイの中では距離が長いレーストラックなのですが、バンク角が18度と浅いためダウンフォースの優劣が勝負の重要な決め手となります。またミシガンに本社があるフォード勢が昔から得意とするトラックです。
予選は今回で3戦連続のポールを獲得したカート・ブッシュ(#22 Shell / Pennzoil Dodge)。2番目のタイムをたたき出したデイビッド・ロイティマン(#00 Aaron's Dream Machine Toyota)と共に43台を従えながらレーススタート。開始早々の8周目に最初のコーションを引き起こしたのはジミー・ジョンソン(#48 Lowe's/KOBALT Tools Chevrolet)。フロントスウェイバーの破損によるスピンでフラットタイヤになってしまいピットインします。
このコーション時に一時的にトップが入れ替わるものの、カート・ブッシュが再度トップを奪取。しかしその後すぐに本命フォード勢、ラウシュ・フェンウェイ・レーシングのグレッグ・ビッフル(#16 Red Cross/3M Ford)がトップになり、チームメイトのマット・ケンゼス(#17 Crown Royal Ford)もポイント獲得のため入れ替わりでトップを走行。さらにカール・エドワーズ(#99 Aflac Now Hiring Ford)も5位以内に順位を上げてきました。
デニー・ハムリンが今季初勝利!RedBullがNASCARから撤退!?
最後のコーション後にトップを走る#11デニー・ハムリン。チェッカーフラッグまでの残り数周、#17マット・ケンゼスと激しいバトルを展開した
今季初めてチェッカーフラッグを受けるデニー・ハムリン。ここからチェイスに向けて一気に加速すること間違いなし!?
残念ながら今季限りでNASCARから撤退することが報じられたRedBullRacing。#4 ケーシー・ケイン(最上段)はヘンドリック・モータースポーツに移籍が決まっているものの、#83ブライアン・ビッカーズの来期は未だ未定
トップを走るラウシュ勢にはさまれて奮闘していたのが、カート、カイルのブッシュ兄弟。レース中盤にはカイル・ブッシュ(#18 Snickers Toyota)がグレッグ・ビッフルを抜いてトップになります。そのすぐ後ろにはマット・ケンゼスとカール・エドワーズのラウシュ勢が追従していました。そして残り40周のコーションでカール・エドワーズがトップに!だけどこれで終わらないのがNASCAR。終了間際の残り9周でデイル・アーンハートJr.(#88 AMP Energy/National Guard Chevrolet)がウォールにヒットしてしまいもう一度コーションとなったのでした。
このコーション後にトップになったのが、ここ数戦で調子を取り戻してきているデニー・ハムリン(#11 FedEx Office Toyota)でした。完璧なマシンではなかったものの、レース開始からマシンを少しずつアジャストし、最後にマット・ケンゼスの猛追を何とか振り切りトップでチェッカーを受けたデニー・ハムリン。待望の今シーズン初勝利となったのでした。
ちなみにこの週末にRedBullが今季限りでNASCARから撤退するという悲しいお知らせがありました。来年以降も継続できるように現ジェネラル・マネージャーが別のスポンサーの招致活動を始めているとのことですが、まだ先行きは見えていません。チーム存続不可能となればトヨタからスプリントカップに参戦するチームが2台減ることになってしまいます。新しいスポンサーを見つけて是非来年以降も参戦して欲しいものです。
Photo: Getty Images for NASCAR
Text: Tetsuro Otsuka
special thanks: NASCAR


















