CARNASCAR 2011 Report!第19戦 「LENOX Industrial Tools 301」
2011.07.24
NASCARのシーズン第19戦はニューハンプシャー州のロードンにあるニューハンプシャー・モータースピードウェイで行われた「LENOX Industrial Tools 301」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。
スチュワート・ハース・レーシングがフロントローを独占!
フロントローは#39 ライアン・ニューマン、#14 トニー・スチュワート。スチュワート・ハース・レーシングの2台を先頭にレーススタート
今回ポールを獲得したライアン・ニューマンとクリシー婦人、娘のブルックリンちゃん。ライアン・ニューマンは過去にはロケットマンと言われたほど予選がずば抜けて速かった
今回のレースでは初めから終わりまでずっと上位をキープしていたスチュワート・ハース・レーシングの2台
NASCAR第19戦は、ニューハンプシャー州ロードンにあるニューハンプシャー・モータースピードウェイ。年に2回開催されるこのトラックですが、今年から秋のレースがチェイス・フォー・ザ・スプリントカップの初戦ではなくなってしまいます。ただチェイスの10戦には入っているため上位ドライバーにとって引き続き重要なレーストラックであることに変わりありません。ちなみにここのレーストラックで最多勝利を獲得しているのはベテラン、ジェフ・バートン(#31 Caterpillar Chevrolet)です。
ポールポジションは久しぶりにライアン・ニューマン(#39 U.S. Army Chevrolet)が獲得。フロントローにはスチュワート・ハース・レーシング(以下SHR)のオーナーでもありチームメイトのトニー・スチュワート(#14 Office Depot/Mobil1 Chevrolet)。3位に前戦ケンタッキーで今シーズン最高の2位を獲得したデイビッド・ロイティマン(#00 Aaron's Dream Machine Toyota)。またSHRと同じく2台体制のペンスキー・レーシング(以下Penskey)、カートブッシュ(#22 Shell/Pennzoil Dodge)とブラッド・ケゼロウスキー(#2 Miller Lite Dodge)が4位、5位と予選好調でした。
レースは序盤、この日初めてとなる29周目のコーションでステイアウトしたジェイミー・マクマーレー(#1 Bass Pro Shops/Tracker Boats Chevrolet)が一時トップになりますが、レース再開後にSHRの2台がすぐにパスします。60周目にはカイル・ブッシュ(#18 Interstate Batteries Toyota)がタイヤバーストでクラッシュしてしまい、この日2回目のコーションが発生。事前にデイル・アーンハートJr.(#88 National Guard/AMP Energy Chevrolet)と軽く接触していたようですが、先週優勝してシリーズランキングトップになっていただけに残念でした。
スチュワート・ハース・レーシングがワン・ツーフィニッシュ!
ピットストップのペナルティ後にスピンをする#48ジミー・ジョンソン。オーバーテイクが難しいニューハンプシャーで、何台も追い越し一際目立っていたジミー・ジョンソンだがこの日は運に見放されてしまった
ポールスタートの#39ライアン・ニューマンがレースを制し今季初勝利を獲得
チームメイト兼オーナーでもある#14 トニー・スチュワートにビクトリーレーンで勝利を祝福される#39 ライアン・ニューマン
中盤は予選から調子の良いカート・ブッシュがレースを牽引するシーンもありました。ただこの日一番目立っていたのはジミー・ジョンソン(#48 Lowe's Chevrolet)です。このレーストラックはオーバーテイクすることが非常に難しく、トラックポジションをキープすることが勝つための重要なポイントなのですが、28位と後方からスタートしたにも関わらず一時はトップを走ることもあるほどでした。残念ながらピットミスによるペナルティと、スピンで一度後方に脱落しますが、驚くことにそこからも見事に復活し、最終的には5位でフィニッシュしていました。
またニューハンプシャーはフェニックスにコース形状が似ているのですが、今年序盤にそこで優勝したジェフ・ゴードン(#24 Drive To End Hunger Chevrolet)も調子が良く一時はトップに立ちます。ただ彼もバッテリーの故障によるトラブルで順位を落とし、一時は最後尾まで脱落してしまうのですが、最終的には11位でフィニッシュと素晴らしい走りをしていました。
後半はポール・ポジションからスタートしたライアン・ニューマンがレースを独占します。残り60周でトップにたつと緻密に計算された燃費走行が功を奏し見事にそのままチェッカーフラッグ。愛娘の前で今季初、通算15回目の優勝と獲得したのでした。また残り10周でトニー・スチュワートも2位でまで浮上しそのままフィニッシュ。SHRはチーム創設以来初めてのワンツーとなったのでした。SHRは今シーズンここまで苦戦が続いていただけに、これからチェイスに向けて、トップチームに負けずに頑張ってほしいものです。
photo: Getty Image for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka
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