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CARNASCAR 2011 Report!第21戦「Good Sam RV Insurance 500」

2011.08.12

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NASCARのシーズン第21戦はペンシルバニア州にあるポコノ・レースウェイで行われた「Good Sam RV Insurance 500」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

来期に向けて本領発揮?ジョーイ・ロガーノがポールポジションを獲得

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#20 ジョーイ・ロガーノ、#4 ケーシー・ケインを先頭にレーススタート。今にも雨が降り出しそうな空模様

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来期の動向に関して噂が飛び交う#20 Home Depot ジョーイ・ロガーノ。もしかしたらジョー・ギブスレーシングが4台体制になる可能性も!?

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チェイスに向けて少しでもポイントを獲得したい#6 デイビッド・ラガンは痛恨のクラッシュ

 NASCAR第21戦はペンシルバニア州にある、独特のコース形状から「トリッキートライアングル」と呼ばれる、ポコノ・レースウェイ。このトラックでの開催は今年2度目です。2度開催されるレーストラックの中ではその周期が一番短く、もう秋のポコノ?といった感じです。僕はこのレースが開催されるといよいよ後半戦に突入したなぁという気がするのでした。

 さて8月に入り、来期に向けて契約更新の話がいろいろ噂されていますが、今回ポールポジションを獲得したジョーイ・ロガーノ(#20 The Home Depot Toyota)もその一人です。ラウシュ・フェンウェイ・レーシングとの契約が今年で切れるカール・エドワーズ(#99 Ortho Home Defense Max Ford)が、次の移籍先として候補い上げているのが#20のHome Depotなのでした。世界的な不況の煽りを受け、スプリントカップのチームと言えど全戦を通してスポンサーできる企業が減る中、Home Depotは数少ない優良スポンサーなのでした。スポンサーはトップドライバーをサポートしたいし、トップドライバーにとっても安定したサポートをしてくれるスポンサーは魅力的です。

 そんなプレッシャーを背負ったジョーイ・ロガーノを先頭にレースはスタートします。レース開始早々にジョーイ・ロガーノのチームメイトであるカイル・ブッシュ(#18 M&M's Toyota)がスピン、しかしコース幅が広いおかげで壁に激突することなくレースに復帰。次にデビッド・ラガン(#6 UPS Ford)がスピン、残念ながらこちらはリアに大きなダメージを負ってしまうのでした。

ブラッド・ケゼロウスキーが正真正銘の勝利!

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雨が降り出してしまったポコノ。約1時間40分にわたる中断の間、レポーターがいろいろなドライバーにインタビューしていたので、テレビを観ていたファンは飽きずに楽しめたのでは

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#18 カイル・ブッシュを抑えてトップを走行する#2 ブラッド・ケゼロウスキー

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雨によるコーション後の戦略が功を奏し、最後の15周を見事トップで走りぬいた#2 ブラッド・ケゼロウスキーが今季2勝目を獲得した

 このレースで序盤中盤にかけてレースを先導していたのはジョー・ギブス・レーシングでした。雨によるレース中断の前にはポールポジションのジョーイ・ロガーノを先頭に、このトラックを大得意とするデニー・ハムリン(#11 FedEx Office Toyota)、スピンをしたカイル・ブッシュの3台がトップ5を走行していました。それに対抗していたのがジミー・ジョンソン(#48 Lowe's/KOBALT Tools Chevrolet)とカート・ブッシュ(#22 Shell/Pennzoil Dodge)でした。

 中断したレースは約1時間40分後に再開されますが、その直後のピットストップで大きな動きが。ほとんどのドライバーがピットインする中で、ペンスキー・レーシングの2台がステイアウトを選択したのです。リスタート時はカート・ブッシュとブラッド・ケゼロウスキー(#2 Miller Lite Dodge)が先頭を走ります。ただすぐ後ろにいたカイル・ブッシュが追い上げて兄カートからトップを奪取し、そのままレース終盤までトップを走行します。

 残り15周でコーションが発生しますが、先頭の5台はステイアウトを選択。このリスタート後にトップにたったのがブラッド・ケゼロウスキーでした。宿敵に抜かれたカイル・ブッシュも2位をキープしますが、トップとの差は徐々に詰まるもののなかなか捕らえることができず。最後まで踏ん張ったブラッド・ケゼロウスキーが何とか逃げ切り今季2勝目をあげたのでした。

 数日前にクラッシュで左足首に重症を負っていたにも関わらず優勝した#2ブラッド・ケゼロウスキー。過去に2回優勝しているのですがどちらも運を見方につけての勝利だったため、「今回の勝利は自分とチームの力で勝ち取った正真正銘の勝利だ」とレース後のインタビューで喜びを語っていました。

photo: Getty Image for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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