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CARNASCAR 2011 Report!第22戦「Heluva Good! Sour Cream Dips at The Glen」

2011.08.19

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NASCARのシーズン第22戦はニューヨーク州にあるワトキンスグレン・インターナショナルで行われた「Heluva Good! Sour Cream Dips at The Glen」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

今年初めての順延レースとなったワトキンスグレン

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雨で翌15日(月)に順延となったレース。ポールポジションの#18 カイル・ブッシュを先頭にスタート

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すばらしい立ち上がりで序盤トップを走行するオーストラリア人ドライバー#9 マルコス・アンブローズ

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予選トップの#18 カイル・ブッシュはレースの半分以上(49周)をリードした

 NASCAR第22戦のステージ、ニューヨーク州にあるワトキンスグレン・インターナショナルは、年に2回開催されるロードコースの一つ。ファン・パブロ・モントーヤ(#42 Target Chevrolet)やマルコス・アンブローズ(#9 Stanley Ford)といったロードコースを得意とするドライバーに注目が集まるレースです。ちなみに過去最多優勝者はトニー・スチュワート(#14 Office Depot/Mobil 1 Chevrolet)で5回、それに続いてジェフ・ゴードン(#24 DuPont Chevrolet)が4回優勝しています。

 今回予選を制したのはカイル・ブッシュ(#18 M&M's Toyota)。過去に1度優勝していますが、ロードコースを得意とするドライバーではないだけに予想外の展開です。前戦も得意でないポコノを2位でフィニッシュ、着実にシリーズを代表するドライバーになっているといえるでしょう。2位、3位にはリチャード・ぺティ・モータースポーツのA.J.・アルメンディンガー(#43 Best Buy Ford)とマルコス・アンブローズ(#9 Stanley Ford)がつけました。

 ちなみにレースは14日(日)に行われる予定でしたが雨で延期となり、翌15日(月)の朝10時にスタートとなりました。当日もどんより曇り空で、濃い霧までかかっているような状態です。レースはスタート早々にA.J.・アルメンディンガーがトップにたちますが、周回遅れのカート・ブッシュ(#22 Shell/Pennzoil Dodge)に押し出されてコースアウト。その間にマルコス・アンブローズがトップになります。小雨のような状況だったため、 序盤からスピンしたりコースアウトしてしまうマシンが続出していました。

マルコス・アンブローズが念願のカップ戦初勝利!

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#2 ブラッド・ケゼロウスキーとバトルする#18 カイル・ブッシュ。次の時代を担う若手ドライバーがレースを大いに盛り上げてくれた

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最後のコーション後のリスタートで先頭にたった#9 マルコス・アンブローズがそのままチェッカーをうける

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外国人で4人目のスプリント・カップの優勝ドライバーとなった#9 マルコス・アンブローズ。地元オーストラリアのV8 Super Car Seriesで2度チャンピオンを獲得している彼にとって、参戦106戦目にしての勝利は相当タフな道のりだったにちがいない

 中盤以降ずっとレースをリードしていたのはポールからスタートしたカイル・ブッシュ。途中ブラッド・ケゼロウスキー(#2 Miller Lite Dodge)の追撃にあいますが、トップをキープし続けます。しかし終盤になるにつれてマルコス・アンブローズが徐々に後ろに迫ってきます。そして残り4周でポール・メナード(#27 Pittsburgh Paints / Menards Chevrolet)のクラッシュによるコーションとなり、グリーンホワイトチェッカーが導入されたのでした。

 残り2周でレース再開となりますが、リ・スタート直後の第一コーナーで先頭を走るカイル・ブッシュがアウトに膨らんでしまったところを、ブラッド・ケゼロウスキーとマルコス・アンブローズがパスします。ブラッド・ケゼロウスキーが一時トップにたちますが、マルコス・アンブローズが追撃し、すぐさまトップを奪取。そのままファイナルラップに突入したところで、後方で大クラッシュが発生。その結果再度コーションとなり、トップを走っていたマルコス・アンブローズが外国人ドライバーとして4人目となるスプリント・カップ優勝者となったのでした。

 さてチェイス・フォー・ザ・スプリントカップまで残すところあと4戦。ラインキングではカイル・ブッシュとカール・エドワーズ(#99 Ortho Home Defense Max Ford)がポイントでならび優勝回数の多いカイル・ブッシュがトップに。また今年からワイルドカード方式が導入され11位以下のドライバーは、それまでの優勝回数で上位2名がチェイスに進出できることになります。果たしてだれがチェイスに進出できるのか?後半戦も楽しみどころ満載です。

photo: Getty Image for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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