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CARNASCAR 2011 Report!第24戦「Iarwin tools Night Race」

2011.09.03

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NASCARのシーズン第24戦はテネシー州にあるブリストル・モータースピードウェイで行われた「Iarwin tools Night Race」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

16万人が熱狂する巨大コロシアム、ブリストル!

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今年で60周年を迎えるブリストル・モータースピードウェイ。#39ライアン・ニューマンを先頭にレーススタート

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開始早々に#24 ジェフ・ゴードンがライアンニューマンを追い越してトップに

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#2コーション中にトップになった#2ブラッド・ケゼロウスキーを#17 マット・ケンゼスがオーバーテイク

 NASCAR第24戦はテネシー州ブリストルにあるブリストル・モーター・スピードウェイ。NASCARショートトラックの中でダントツの人気を誇るブリストル。バンク角30度、16万人収容できるスタンドは驚くほどの迫力、世界一のモータースポーツ巨大コロシアムと言っていいでしょう。3月に行われたレースではスタンドに空席が目立っていたものの、夏のレースはほぼ満員、これこそキング・オブ・モータースポーツNASCARといった雰囲気です。

 チェイスまで残すところ3戦となった今回のレースですが、予選はライアン・ニューマン(#39 Bass Pro Shops / Realtree Outfitters Chevrolet)が久しぶりにポールポジションを獲得。フロントローは前戦でランキング4位に後退してしまったカール・エドワーズ(#99 Aflac Dental Ford)でした。週末にアメリカ東部を襲ったハリケーン・アイリーンの影響もなく、すばらしい夕暮れもとで一周ハーフマイルのトラックを500周する激しいバトルがスタートします。

 開始早々にジェフ・ゴードン(#24 Drive to End Hunger Chevrolet)がライアン・ニューマンからトップを奪取。初めのコーションでブラッド・ケゼロウスキー(#2 Miller Lite Dodge)がステイアウトしトップに立ちますが、すぐにマット・ケンゼス(#17 Crown Royal Ford)がオーバーテイク。Lap60にもなると、コースが短いため周回遅れになるマシンが続々。その中にはなんとチェイス争いでボーダーラインにいるトニー・スチュワート(#14 Bass Pro Shops / Office Depot Chevrolet)やクリント・ボウヤー(#33 Hamburger Helper Chevrolet)の姿も。過去2回のチャンピオンも今シーズンはかなり苦しんでいるようです。

ブラッド・ケゼロウスキーが今季3勝目を獲得!チェイス進出はほぼ確定!?

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大きなダメージをうけてしまった#00 デイビッド・ロイティマンのマシン。こんなクラッシュをしてもエンジンさえ使えれば修復して走るのがNASCAR!

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#最後に猛追をする#24 ジェフ・ゴードン。この日一番速いマシンだったことは間違いなし

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#2 ブラッド・ケゼロウスキーが優勝して喜ぶチーム・ミラーライト・ペンスキーのピットクルー達

 中盤からはジェフ・ゴードンがレースを支配、それに続くのがマット・ケンゼスとジミー・ジョンソン(#48 Lowe's / Kobalt Tools Chevrolet)。圧倒的に速いジェフ・ゴードンのマシンに唯一喰らい付いているのがマット・ケンゼスという状況です。Lap297にこの日初めての大きなクラッシュが起ります。これで大きなダメージをおったデイビッド・ロイティマン(#00 Aaron's Dream Machine Toyota)がガレージ行きになってしまいます。このコーション後にトップになったのはマット・ケンゼスでしたが、直後にジェフ・ゴードンがトップを奪取。ここまでこの2台が完璧にレースを支配します。

 しかしLap415にこのレース最後のコーションが発生すると、ここでトップに立ったのは終始上位を走っていたブラッド・ケゼロウスキーでした。またマーティン・トゥーレックスJr.(#56 NAPA Auto Parts Toyota)がその後に続き、ジェフ・ゴードンとマット・ケンゼスが2台を追う展開になったのです。ここからジェフ・ゴードンの猛追撃が始まりますが、ブラッド・ケゼロウスキーとの差を詰めることはできず。最後の最後までマーティン・トゥーレックスJr.と2位のポジションを争っていました。

 最終的には、Lap420にトップに立ったブラット・ケゼロウスキーが最後まで独走しチェッカー、今季3勝目を獲得したのでした。これでポイントランキングでも11位になったブラッド・ケゼロウスキー、ワイルドカードでチェイス進出がほぼ確定です。ただもし彼が残り2レースでトップ10にランクインするとワイルドカードを獲得できるドライバーが大幅に入れ替わります。これまでに1勝を上げているドライバーのすべてにチャンスが広がることになるのです。

 今年は頼もしい若手2人、カイル・ブッシュ(#18 Wrigley's Doublemint Toyota)とブラッド・ケゼロウスキーがシリーズ全体を盛り上げてくれています。

photo: Getty Image for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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