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CARNASCAR 2011 Report!第26戦 「Wonderful Pistachios 400」

2011.09.18

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NASCARのシーズン第26戦はバージニア州にあるリッチモンド・インターナショナルスピードウェイで行われた「Wonderful Pistachios 400」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

チェイス・フォー・ザ・スプリントカップ前の最終戦、リッチモンド

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#00デイビッド・ロイティマン、#1ジェイミー・マクマレーを先頭にチェイス前の最終戦「Wonderful Pistachios 400」がスタート

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開始早々9周目にして多重クラッシュが発生。巻き込まれたマシンは13台、ショートトラックだけどビッグバンに相当する大クラッシュ

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残念ながらクラッシュに巻き込まれ、フロントに大きなダメージを負ってしまった#88 デイル・アーンハートJr.

 NASCAR第26戦はバージニア州リッチモンドにあるリッチモンド・インターナショナルスピードウェイ。チェイス・フォー・ザ・スプリントカップ前の最終戦。ラインキング上位のドライバーのほとんどがチェイス進出を確定している中、9位のデイル・アーンハートJr.(# 88 AMP Energy/National Guard Chevrolet)、10位のトニー・スチュワート(#14 Office Depot / Mobil 1 Chevrolet)、ワイルドカードで進出を狙う12位のデニー・ハムリン(#11 FedEx Express Toyota)が進出をかけて戦います。

 今回ポールポジションは2年ぶりとなるデイビッド・ロイティマン(#00 Aaron's Dream Machine Toyota)。フロントローにはジェイミー・マクマレー(#1 Bass Pro Shops/Tracker Boats Chevrolet)。チェイス進出は既にできませんが、二人とも今シーズンはかなり苦戦しているだけに少しでもいい結果を残してほしいところです。チェイス進出をかけて戦う、注目の3人のドライバーは全員予選結果が振るわずに20番グリット以降の後方からのスタートとなりました。

 レースは始まって早々にクリント・ボウヤー(#33 Cheerios / Hamburger Helper Chevrolet)のスピンを発端に、後続で多重クラッシュが発生します。ここでなんとチェイス進出をかけて走るデイル・アーンハートJr.とデニー・ハムリンが巻き込まれてしまったのでした。デイル・アーンハートJr.はフロントに大きなダメージを追ってしまいますが、幸運にもラジエイターにダメージがなかったため、なんとかレースに復帰することができたのでした。リタイアとなればチェイスに進出できなくなる可能性があるだけに、誰もが一瞬ヒヤッとしたはずです。

ケビン・ハービックが今季4勝目を獲得、チェイスに向けて上昇ムードに

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事前に起った追突による報復で進路を塞ぐ#83 ブライアン・ビッカーズ。#9 マーカス・アンブロースはその少し前に#88 デイル・アーンハーJr.に追突されてスピンしたものの報復できず。もしやったら大ブーイングになってしまいますからね。それが外国人ドライバーの辛いところ?です

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後ろから迫る#99 カール・エドワーズの追撃を振り切り、#29 ケビン・ハービックが今季4勝目を獲得

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2006年に達成した自己最多の年間5勝まであと1勝。この勢いでチェイスでの大活躍を期待したい

 序盤から荒れた展開となったこのレースですが、中盤にかけてもコーションが続きます。マーカス・アンブロース(#9 Stanley Ford)が接触してブライアン・ビッカーズ(#83 Red Bull Toyota)がスピン。隣を走っていたチームメイトのケーシー・ケイン(#4 Red Bull Toyota)も巻き込まれて共にクラッシュ。その報復にブライアンビッカーズがマーカス・アンブロース接触して進路妨害をします。次にデイル・アーンハートJr.が接触してトラビス・クバピル(#38 Long John Silver's Ford)がスピン。その後に軽い報復活動をします。更にはカート・ブッシュ(#22 Shell / Pennzoil Dodge)が接触してジミー・ジョンソン(#48 Lowe's Power of Pride Chevrolet)がスピン。もちろんレース後半にジミー・ジョンソンが報復をしていました。この二人は以前から因縁の関係にあるだけにレース後も口論になっていました。

 そんな荒れたレースの中、序盤からトップを走っていたのがここ数戦あまり目立っていなかったケビン・ハービック(#29 Budweiser Chevrolet)でした。中盤にカール・エドワーズ(#99 Cheez-It/Kellogg's Ford)が一時トップを奪うものの、後半にはケビン・ハービックがしっかりトップを奪い返します。その後カール・エドワーズがファイナルラップまで猛追しますがその力一歩及ばず、ケビン・ハービックがそのままチェッカーフラッグ。今季最多タイとなる4勝目を獲得したのでした。

 接触とその仕返しでコーションが多発し荒れに荒れたリッチモンドですが、気になる3人のドライバーは苦戦しながらもなんとか無事に完走してチェイス進出を果たしたのでした。次戦からはいよいよチェイス・フォー・ザ・スプリントカップがスタートします。参加するドライバーをみると、全員がトップチームで走る人気者ばかり。ポイントもリセットとなり、一戦一戦が重要な戦いになるチェイスは見ごたえのあること間違いなしです。今シーズンのチャンピオンは誰になるのか?今から楽しみです。

photo: Getty Images for NASCAR

text: Tetsuro Otsuka

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