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CARNASCAR 2011 Report!第27戦「Geico 400」

2011.09.24

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NASCARのシーズン第27戦はイリノイ州シカゴ郊外にあるシカゴランド・インターナショナルスピードウェイで行われた「Geico 400」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

いよいよ開幕、2011年チェイス・フォー・ザ・スプリントカップ! 

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前日に行われたセレモニーでは雨が降りしきる中、12名のチェイス・フォー・ザ・スプリントカップのドライバーがステージに集結した

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#17マット・ケンゼスを先頭にレーススタート。これから10戦を賭けて争われるチェイス・フォー・ザ・スプリントカップがいよいよ始まる

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前半トップを争う#17マット・ケンゼスと#22カート・ブッシュ

 NASCAR第27戦はイリノイ州シカゴ郊外にあるシカゴランド・スピードウェイ。いよいよ今シーズンも残り10戦となりました。チェイス・フォー・ザ・スプリントカップの開幕にあわせて上位12名のドライバーのポイントがリセットされ、これまで以上に白熱した戦いが期待されます。ただチェイス開幕戦となったシカゴランドですが、決勝当日は雨が降ってしまい残念ながら翌日の19日の開催となったのでした。ドライバーは雨の降りしきるなか訪れたファンにサインをしたり、インタビューに答えたりとのんびりとした週末を過ごしていました。

 チェイスに入るとさすがに出場しているドライバーに注目が集まりますが、今回ポール・ポジションを獲得したのはコンテンダーの一人であるマット・ケンゼス(#17 Crown Royal Ford)でした。同様にチェイスに出場しているチームメイトのカール・エドワーズ(#99 Aflac Ford)も5番手とラウシュ勢が予選から好調です。またペンスキー勢もカート・ブッシュ(#22 Shell / Pennzoil Dodge)が3番手、ブラッド・ケゼロウスキー(#2 Miller Lite Dodge)が6番手と2台そろっていいポジションを獲得していました。

 レースが始まってからも調子のいいラウシュ勢とペンスキー勢が交互にトップを走行します。スタート後はマット・ケンゼスがトップをキープしますが40周目あたりでカート・ブッシュがトップを奪取、その後はカール・エドワーズがトップを奪います。チェイスに入ってみんな慎重になっているのか?レースはクラッシュによるコーションもなく穏やかな展開が続きます。

トニー・スチュワートが今季初勝利、ランキングで2位に浮上!

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後半全車一斉にピット・ストップをするが、この後の走行が後に最後に大きな結果を招く

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トニー・スチュワートが今季初勝利。今シーズンはここまで苦労してきただけに彼にとってもチームにとっても嬉しい勝利となった

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チームメイトのライアン・ニューマンがビクトリーレーンでチームメイト兼オーナーのトニー・スチュワートを祝福

 中盤はジミー・ジョンソン(#48 Lowe's / Kobalt Tools Chevrolet)、ブラッド・ケゼロウスキー、ライアン・ニューマン(#39 U.S. ARMY Chevrolet)など他のチェイスコンテンダーも着実にトップを走行しリードラップ・ポイントを獲得します。そんな中で調子がふるわなかったのはデニー・ハムリン(#11 FedEx Ground Toyota)でした。マシンが振動を起こしたり、タイヤがバーストしかけてたり予定外のピットインが続きます。後半に入ると終始上位にいたマット・ケンゼスが再びトップにたちますが、その後徐々に調子をあげてきたトニー・スチュワート(#14 Office Depot / Mobil 1 Chevrolet)にパスされてしまいます。

 後半はマット・ケンゼス、トニー・スチュワート、ジミー・ジョンソンの三つ巴となりますが、最後に勝敗を分けたのは燃費だったのでした。ほとんどのマシンがぎりぎりで走っていたのですが、最後の最後で運に見放されたのがマット・ケンゼスとジミー・ジョンソン。最終ラップで燃料が尽きてしまい惰性走行で争いから脱落してしまいます。これで敵がいなくなったトニー・スチュワートが何とか持ちこたえてそのままチェッカーフラッグ。今季初勝利を獲得したのでした。

 今シーズンは不調が続き、ここ10戦くらいは「なぜ調子がよくないのか?」「チェイスに残ることはできるか?」と同じ質問ばかりを受けフラストレーションが溜まっていたトニー・スチュワート。チェイスに入ってからも「自分は優勝の候補から外れている」と言っていたくらいですが、大人気ドライバーなだけにここで復活し、是非優勝争いをして欲しいです。

photo: Getty Images for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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