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CARNASCAR 2011 Report!第29戦 「AAA 400」

2011.10.08

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NASCARのシーズン第29戦はデラウエア州ドーバーにあるドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われた「AAA 400」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

チェイスコンテンダーが熾烈な争いを展開!モンスターマイル・ドーバー

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ポールを獲得した地元マーティン・トゥーレックスJr.を先頭にレーススタート

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レース開始早々、#11 デニー・ハムリンに追突されてスピンしかけたものの、スーパーセーブを披露した#43 A.J.・アルメンディンガー

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序盤マシントラブルに見舞われた#88 デイル・アーンハートJr.。うまくコーナーリングできず後続に次々の追い抜かれてしまう

 NASCAR第29戦の舞台はデラウエア州ドーバーにあるドーバー・インターナショナル・スピードウェイ。チェイス・フォー・ザ・スプリントカップに入ってから、トニー・スチュワート(#14 Office Depot / Mobil 1 Chevrolet)が2連勝。王者ジミー・ジョンソン(#48 Lowe's / Kobalt Tools Chevrolet)はランキング10位と低迷し、チェイス前の予想とは異なる展開になっています。これ以上ポイントを離されてしまうと後半戦に大きく影響するため、ジミー・ジョンソンはここで何としてでもしっかりポイントを稼いでおきたいところです。

 通称「モンスターマイル」、ドーバーのポール・ポジションは、ここがホームトラックともいえるニュージャージー出身のマーティン・トゥーレックスJr.(#56 NAPA Auto Parts Toyota)。フロントローにはジミー・ジョンソンと同様にあまり調子のあがらないカート・ブッシュ(#22 Shell / Pennzoil Dodge)。カール・エドワーズ(#99 Aflac Ford)が4番手、カイル・ブッシュ(#18 Interstate Batteries Toyota)が5番手、注目のジミー・ジョンソンが6番手とチェイスコンテンダーが続きます。一方でここ最近調子の良かったトニー・スチュワートが28番手、ジェフ・ゴードン(#24 Drive to End Hunger Chevrolet)が34番手スタートと、予選では苦戦していました。

 序盤はカート・ブッシュがトップを走行、その後にカール・エドワーズがトップを奪取と激しいトップ争いが展開されます。最多リードラップを獲得して少しでもポイントでも稼いでおくことがチェイスを争う上では重要になる為、こういった熾烈なトップ争いが展開されるのです。一方、マシントラブルにより苦戦していたのが21番手からスタートしたデイル・アーンハートJr.(#88 National Guard / Amp Energy Chevrolet)でした。運よくコーション中にリカバーしてレースに復帰できたものの、ペースがあがらず苦戦を強いられます。

カート・ブッシュ復活!カール・エドワーズが底力を発揮!

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#48 ジミー・ジョンソンがトップを奪取。チェイスに入ってから順位を落としているだけに、ここでしっかりポイントを稼ぐ必要が

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#48 ジミー・ジョンソンを振り切って見事に優勝したカート・ブッシュ。今年オーバルトラックで初勝利!

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チェイスランキングも一気に4位まで浮上!これで完全復活なるかカート・ブッシュ?

 中盤に入りカート・ブッシュ、カール・エドワーズに続いてレースを支配したのはジミー・ジョンソンでした。予選から好調でしたが、レース中も衰えることなく中盤以降トップを走行します。またチェイスに入ってから調子の良かったブラッド・ケゼロウスキー(#2 Miller Lite Dodge)がマシントラブルで順位を落としてしまいます。ここドーバーではレース前から調子が良かったチームと悪かったチームの差がレース中にもはっきりでていました。前戦まであれだけ調子のよかったトニー・スチュワートでさえ、終始ペースを上げることができず20位以内を走ることさえなかったほどです。

 ドーバーで現役最多の6勝をあげているジミー・ジョンソンの勢いは終盤に入っても衰えることなく、この日の最多リードラップを獲得します。ただその後に起ったコーション後のリスタートでずっと後ろにつけていたカート・ブッシュにトップを奪取されてしまったのでした。ジミー・ジョンソンが猛追するも、カート・ブッシュがトップでチェッカーを受け、ドーバーでキャリア初優勝を獲得したのでした。

 ただこのレースでカート・ブッシュ、ジミー・ジョンソン以上に目立っていたのは、同じく序盤から調子のよかったカール・エドワーズでした。中盤にピットロードのスピードオーバーで25位まで順位を下げ、周回遅れになったにもかかわらず、最後には見事に3位でフィニッシュ。この勢いを維持して今年こそ念願の初タイトルを獲得してほしいものです。

photo: Getty Images for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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