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CARNASCAR 2011 Report!第30戦 「Hollywood Casino 400」

2011.10.15

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NASCARのシーズン第30戦はカンザス州カンザスシティにあるカンザス・スピードウェイで行われた「Hollywood Casino 400」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

予選絶好調ラウシュ勢がフロントロー独占!

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6年連続チャンピオンを狙う、上り調子の王者ジミー・ジョンソン

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予選好調のラウシュ勢を先頭にレーススタート。しかしカール・エドワーズはマシンのセッティングができず厳しい戦いになってしまう

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序盤からトップにたったジミー・ジョンソンのピットストップ

 NASCAR第30戦の舞台はカンザス州にあるカンザス・スピードウェイ。今年から年2回の開催となったカンザスですが、冠スポンサーの名の通りレーストラックの周りは新しいカジノや娯楽施設がオープンし、街の観光スポットになっているのです。さすが年2回開催に昇格しただけあり、スタンドもお客さんでギッシリ埋め尽くされ、これぞNASCARという雰囲気でした。

 チェイス・フォー・ザ・スプリントカップも中盤を向かえ、ここからは小さなミスがシリーズチャンピオン争いに大きく影響します。そのカンザスで予選絶好調だったのが、ラウシュ・フェンウェイ・レーシングでした。チェイス進出こそ逃したものの、トップドライバーであるグレッグ・ビッフル(#16 Sherwin-Williams Ford)がポールポジションを獲得。ポイント・ランキングでトップの争いをしているカール・エドワーズ(#99 Aflac Ford)がそれに続きラウシュ勢がフロントローを独占したのでした。また2列目にマット・ケンゼス(#17 Crown Royal Ford)が入るなど、他のチェイス争いをしているドライバーが伸び悩むなか、一際目立った活躍をしていました。

 ただ予選とは裏腹に、カール・エドワーズがスタート直後から極端にルーズなマシンに苦しみ大幅に順位を落としてしまいます。微妙なセッティングの差が大きく結果に現れてしまうほどシビアな争いをしている証拠です。またそんなカール・エドワーズとは対照的に、序盤から大幅に順位を上げてトップに立ったのが5年連続チャンピオンのジミー・ジョンソン(#48 Lowe's Chevrolet)でした。

ジミー・ジョンソンがレースを支配、今季2勝目獲得!

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マット・ケンゼスを抑えてトップを独走するジミー・ジョンソン

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リードラップ、最多リードラップを獲得し完璧にレースを支配して優勝したジミー・ジョンソン

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終盤見事に復活してわずか1ポイント差ながらもランキング単独トップになったカール・エドワーズ

 一時はマット・ケンゼスやカイル・ブッシュ(#18 M&M's Toyota)がトップを走行しますが、すぐにジミー・ジョンソンがトップを奪い返します。またジェフ・ゴードン(#24 DuPont Chevrolet)やトニー・スチュワート(#14 Office Depot / Mobil 1 Chevrolet)も上位争いに加わりますが、この日のジミー・ジョンソンのペースに追いつくことはできず、リードラップポイントを獲得することすら難しい状況が続きます。さらに序盤からセッティングに苦しむカール・エドワーズはレース中盤に周回遅れになる始末でした。

 終盤に入りそれまで上位を走っていたジェフ・ゴードンのマシンにトラブルが発生。ペースを落としながらもレースを続けていたのですが、残り3周で痛恨のエンジンブロー。これでポイントを大幅に失ってしまい、チェイス争いもかなり厳しい状況になってしまったのでした。その反面、チームメイトのジミー・ジョンソンの勢いは衰えることなく、272周中197周でリードラップを獲得、グリーンホワイトチェッカーとなった最終ラップもケーシー・ケイン(#4 RedBull / Toyota)の追撃を見事に振り切り今季2勝目を獲得したのでした。

 また先週に引き続きカール・エドワーズが終盤に見事な復活劇を披露してくれました。序盤からセッティングに苦しみ、前週のドーバーと同様に一時は周回遅れになったものの、ラストの50周で怒涛の追い上げをみせ、最終的には5位でフィニッシュ。その結果、ポイント・ランキングでも単独トップにたったのです。これぞNASCARの真骨頂、年間36戦ある長期戦を制するには、この小さな積み重ねが重要なファクターとなるのです。

photo: Getty Images for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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