TOP > CAR > NASCAR 2011 Report!第...

HEADLINE

新着記事

CARNASCAR 2011 Report!第31戦「Bank of America 500」

2011.10.22

メインビジュアル

NASCARのシーズン第31戦はノースカロライナ州シャーロットにあるシャーロット・モーター・スピードウェイで行われた「Bank Of America 500」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

トニー・スチュワートがポール、カンザスに続きラウシュ勢も好調!

写真

レース前のナショナルアンセム、ポール・ポジションの#14 トニー・スチュワート

写真

#14 トニー・スチュワートと#17 マット・ケンゼスを先頭にレーススタート

写真

レース中盤、#48 ジミー・ジョンソンの追撃を振り切る#17 マット・ケンゼス

 NASCAR第31戦はノースカロライナ州にあるシャーロット・モーター・スピードウェイ。NASCARのホームトラック、シャーロットに戻ってきました。先週のレースでジミー・ジョンソン(#48 Lowe's Chevrolet)が優勝し、ランキングも3位まで浮上。残り6戦となった時点で20ポイント内に8名のドライバーがひしめく大接戦となっている今年のチェイス・フォー・ザ・スプリントカップ。NASCARの地元シャーロットのレースはどうなるのか?今回はプラクティスから決勝レースまでレーストラックで取材をしてきました。ブログにその写真をアップしているのでそちらもお楽しみください。
http://orm-web.co.jp/blog/nascar/2011/10/

 予選を制したのはトニー・スチュワート(#14 Mobil 1 / Office Depot Chevrolet)。チェイスに入ってから調子のいいトニー・スチュワートに続くのは、先週も予選で調子の良かったラウシュ勢です。2番手にマット・ケンゼス(#17 Fluidmaster Ford)、3番手にカール・エドワーズ(#99 Aflac Ford)、5番手にグレッグ・ビッフル(#16 3M Ford)と5位以内に3人がはいっていました。その他のチェイスコンテンダーではライアン・ニューマン(#39 Cookies for kid's cancer Chevrolet)が6番手、ジミー・ジョンソンが9番手からのスタートでした。

 レーススタート後はポールポジションのトニー・スチュワートが安定した走りで50周ほどトップを走ります。その後ラウシュ勢のグレッグ・ビッフルがトップを走行しますが、ピットストップ時にタイヤを固定するラグナットを一つ失ってしまい再度ピットイン。その結果で27位まで降格してしまいます。グレッグ・ビッフルの#16チームは今年に入ってからペナルティで順位を大幅に落とすことが多く、これにはオーナーのジャック・ラウシュも頭を抱えているようです。

マット・ケンゼス今季3勝目!ラインキングも3位に浮上!

写真

#18カイル・ブッシュと、今回あまり調子が良くなかった#2 ブラッド・ケゼロウスキー

写真

終了直前にリタイヤとなってしまった#48 ジミー・ジョンソン。6年連続のタイトルに向けて痛いクラッシュとなった

写真

#17 マット・ケンゼスが今季3勝目を獲得し、ランキングも3位に浮上。タイトル争いもさらに熾烈になった

 中盤以降トップを走っていたのはカイル・ブッシュ(#18 M&M's Toyota)でした。マシンがあまりいい状態ではなく、後方からのスタートでしたが徐々に順位を上げトップを奪取。チェイスに入ってから目立った活躍ができていないだけに、ここで挽回して欲しいところです。しかし最多リードラップを獲得したものの、最後まで維持できず残り25周になったところでずっと5位以内をキープしていたマット・ケンゼスに捕らえられてしまします。安定した我慢の走りをしていたマット・ケンゼスがトップに立つと、観客からも大きな声援があがっていました。

 残り20周、そのままフィニッシュとなるかと思いきや、最後に思わぬクラッシュが発生します。なんと残り15周でジミー・ジョンソンがバランスを崩してウォールにヒット、リタイヤとなってしまったのです。このクラッシュが6年連続チャンピオンを目指す彼を厳しい状況にしてしまったことは間違いありません。最後にそんなドラマがありつつ、安定した走りでトップにたったマット・ケンゼスがそのままチェッカーフラッグ。今季3勝目を獲得したのでした。

 3位でフィニッシュしたカール・エドワーズがランキング首位をキープ、マット・ケンゼスも3位と絶好調のラウシュ・フェンウェイ・レーシング。ただそんなラウシュも来年のスポンサー獲得については非常に厳しい状況です。レース後のインタビューでジャック・ラウシュが記者からスポンサーの質問を受けると「24年間レースをやってきているが、こんな状況は初めてだよ」と嘆いていました。フォード勢のトップチームであるラウシュでさえこのような厳しい状況であることに、まだまだ不況の影響は至るところで続いていることを改めて実感します。残り5戦、いい結果を残して来年につなげてほしいです。

photo: Getty Images for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

PAGE TOP