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CARNASCAR 2011 Report!第33戦「TUMS Fast Relief 500」

2011.11.05

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NASCARのシーズン第33戦はバージニア州にあるマーティンスビル・スピードウェイで行われた「TUMS Fast Relief 500」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

カール・エドワーズとマットケンゼスがフロントロー!?

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レース前に#99 カール・エドワーズがクルーチーフと作戦会議

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#99 カイル・ブッシュと#17 マット・ケンゼスを先頭にレーススタート

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#83 ブライアンビッカーズがスピン。レッドブルのマシンでショートトラックを走るのはこれが最後と言わんばかりに、この日一番暴れていた

 NASCAR第33戦はバージニア州にあるマーティンスビル・スピードウェイ。先週のタラデガから一転、一周わずか0.526マイルとシーズン中で最も短いマーティンスビルですが、ここはNASCARが始まった1948年から開催されている唯一のレーストラックです。チェイス・フォー・ザ・スプリントカップも残り4戦となり、いよいよ2011年のタイトル争いも大詰めです。

 気になるスターティングポジションですが、ランキングトップのカール・エドワーズ(#99 Scotts Winterguard Ford)と2位のマット・ケンゼス(#17 Crowm Royal Ford)がフロントローとなりました。実は予選が雨で中止となってしまい、現時点のランキング順にスターティングポジションが決まったのです。ただ残念なことにカール・エドワーズは全くマシンのセッティングが決まらずに、スタート後は順位を落としてしまいます。一方のマット・ケンゼスはトップになることは無いものの、上位をキープし続けます。

 500Lap走るマーティンスビルは耐久レース、序盤はアジャストしながら後半に向けてマシンを仕上げていきます。カール・エドワーズも中盤にラップダウンとなってしまいますが、そんな状況からもアジャスト次第では上位に復活できる可能性があるのでレースが面白くなるのです。また小さなトラックに43台のマシンがひしめき合うためクラッシュも多発します。多くの場合は時速120マイルに達するストレートからフルブレーキングで一気にコーナーへ侵入する際に発生します。タイヤのグリップがなくなりイン側に留まりきれずに外側のマシンにヒットしてクラッシュするケースが続出するのです。

残り3Lapで見事大逆転、トニー・スチュワート今季3勝目!

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終盤、#17 マットケンゼスに追突された#18 カイル・ブッシュがウォールにヒット。残念ながら大幅に順位を落とした

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#14 トニースチュワートが#14 ジミー・ジョンソンをアウトからパス

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優勝した#14 トニー・スチュワートのビクトリーレーン

 カール・エドワーズからトップを奪取し、序盤から中盤にかけてトップを走行していたのはカイル・ブッシュ(#18 M&M's Halloween Toyota)でした。まだこのトラックで優勝の経験がないので、タイトル争いで優位になるためにも一勝を挙げておきたいところです。しかし残念ながら中盤にマーティンスビルで現役最多の7勝利をあげているジェフ・ゴードン(#24 Drive To End Hunger Chevrolet)にパスされてしまいます。その後も4勝しているデニー・ハムリン(#11 FedEx Ground Toyota)、終盤には6勝しているジミー・ジョンソン(#48 Lowe's Chevrolet)とマーティンスビルを得意とするドライバーがトップを走行します。

 終盤になると案の定コーションが続出しました。中でも一番不運だったのはマット・ケンゼスとカイル・ブッシュ。二人とも上位を走行していたのですが、マット・ケンゼスが第3コーナー進入時にタイヤをロックさせてしまいカイル・ブッシュに追突。そのまま二人ともウォール二ヒットして大きなダメージをおってしまいます。

 レースも大詰め、残り5Lapとなった時点でトップはジミー・ジョンソン。誰もがジミー・ジョンソンが優勝すると思っていたところ、残り3周でアウトから彼をパスしたのがトニー・スチュワート(#14 Office Depot / Mobil 1 Chevrolet)でした。中盤にラップダウンになりかけたトニー・スチュワートですが、見事マシンをアジャストして最後の最後で優勝。チェイスに入ってから3勝目とその勝負強さを目の前で見せ付けられました。

 気になるランキングですが、ラップダウンになったカール・エドワーズが見事に復活し、9位フィニッシュでトップを死守。優勝したトニー・スチュワートが8ポイント差で2位まであがってきました。逆にマット・ケンゼスが36ポイント差で5位まで降格。残り3戦、果たしてタイトルを獲得するのは誰か?次のテキサスが待ちきれません。

photo: Getty Images for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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