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CARNASCAR 2011 Report!第34戦「AAA Texas 500」

2011.11.12

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NASCARのシーズン第34戦はテキサス州フォートワースにあるテキサス・モーター・スピードウェイ
で行われた「AAA Texas 500」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州
シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

ラウシュ勢が力を見せつけたテキサスのクオリファイ

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ラウシュ勢を先頭にレーススタート。今年何度もみている光景、今年のラウシュは強い!

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残念ながらピットからの観戦となってしまった#18 カイル・ブッシュ。気持ちをコントロールできれば間違いなくタイトルに手が届く実力はあるのだが

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中盤スピンしてしまった王者#49 ジミー・ジョンソン、6年連続王者はほぼ絶望的

 NASCAR第34戦はテキサス州フォートワースにあるテキサス・モーター・スピードウェイ。年間36戦あるNASCARですが今シーズンも残すところあと3戦となりました。徐々に絞られつつあるチャンピオン候補ですが、現時点でトップはまだタイトルを獲得したことのないカール・エドワーズ(#99 Afrac Ford)。その彼を8ポイント差で追うのが先週のマーティンスビルで優勝したトニー・スチュワート(Office Depot / Mobil 1 Chevrolet)。21ポイント差で3位につけるのはケビン・ハービック(#29 Rheem Chevrolet)です。

 さてレースレポートの前にご報告を一つ。NASCARからカイル・ブッシュ(#18 M&M's Toyota)に対してスプリントカップとネイションワイドのレースの出場権を停止という前代未聞の制裁がこの週末に下されました。理由は金曜日に行われたトラックシリーズで、競り合っていたタイトル争いをしているドライバーのマシンをコーション中に後ろから追突してクラッシュさせてしまったからです。故意に行った危険行為に対してNASCARは厳しい制裁を下したのでした。今年に入って素行を正そうとしていたカイル・ブッシュでしたが、残念ながら終盤になって悪い面がでてしまったのでした。

 そんな大事件がありましたが、予選はカール・エドワースのチームメイト、グレッグ・ビッフル(#16 3M Scotch-Blue Painter's Tape Ford)がトップ、デイビッド・ラガン(#6 UPS My Choice Ford)が2位とマット・ケンゼス(#17 Crowm Royal Ford)が3位と、ラウシュ・フェンウェイ・レーシングが独占します。注目のカール・エドワーズは7番手、トニー・スチュワートは5番手、ケビン・ハービックは中盤21番手からのスタートとなりました。スタート後早々に順位をあげてきたのはケビン・ハービック。タイトル争いを繰り広げるには何としても二人の前でフィニッシュする必要があるのです。

トニー、トニー、トニー!トニー・スチュワートが今季4勝目を獲得!

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#4 ケーシー・ケインに追い上げられるが必死に振り切る#14 トニー・スチュワート

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#14 トニー・スチュワートが今季4勝目を獲得。しかもチェイスに入ってからの4勝目と、恐るべし底力を見せ付けた

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この勢いで#99 カール・エドワーズを捕らえることができるか?残り2戦の一騎打ちが楽しみ

 先頭を走るグレッグ・ビッフルから初めにトップを奪ったのはマット・ケンゼスでした。調子が良いだけに前戦マーティンスビルで痛恨のクラッシュをしてしまい、タイトル争いから外れてしまったのが悔やまれます。注目のカール・エドワーズはトニー・スチュワートに先を走行されるものの、すぐ後ろをキープし続けます。一方代理ドライバーのマイケル・マクドウェルがドライブ#18 M&M's Toyotaは残念ながら周回遅れになってしまいます。ピットで見守るカイル・ブッシュも残念そう。

 レースが中盤に入りかけたところで、トニー・スチュワートがマット・ケンゼスからトップを奪取。このタイミングでトップになる作戦は吉とでるのか?タイトル争いでは1ポイントでも多く獲得することが大切なものの、最後でトップとなったマーティンスビルとはちがい積極的な展開です。一方カール・エドワーズもトニー・スチュワート程スピードはないものの、後半にマット・ケンゼスを抜いて3位まで上昇します。残り50周をきるとカール・エドワーズも2位に上昇。あとは二人の一騎打ち状態。しかしカール・エドワーズがトラフィックに阻まれ遅れてしまいトニー・スチュワートが引き離しそのままフィニッシュ。トニー・スチュワートがチェイスに入ってからなんと4勝目、レースの半分以上を支配し、リードラップ、最多リードラップと満点のポイントを獲得したのでした。

 カール・エドワーズも負けじと2位でフィニッシュしたものの、満点のトニー・スチュワートがチャンピオン争いで3ポイント差まで詰め寄り大接近戦に。残り2戦はもうこの二人の一騎打ちといっても過言でもないでしょう。そして次戦は昨年カール・エドワーズが勝利しているフェニックス。カール・エドワーズが悲願のタイトル獲得なるか?トニー・スチュワートが3回目のタイトルになるか?残り2戦、目が離せません。

photo: Getty Images for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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