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CARNASCAR 2011 Report!第35戦「Kobalt Tools 500」

2011.11.19

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NASCARのシーズン第35戦はアリゾナ州フェニックスにあるフェニックス・インターナショナル・スピードウェイで行われた「Kobalt Tools 500」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。

舗装を一新したフェニックスでの終盤戦

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チェイス・フォー・ザ・スプリントカップ、ランキング1位の#99 カール・エドワーズ。今年は一勝しかしていないものの残り2戦でタイトルにつながる勝利を手することができるか?

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ランキング2位の#14 トニー・スチュワートは追う立場であり、タイトルも2回経験しているため精神的には非常に有利な状況

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中盤#17 マット・ケンゼスと#99 カール・エドワーズに追撃される#14 トニー・スチュワート

 NASCAR第35戦、チェイス・フォー・ザ・スプリントカップ第9戦の舞台はアリゾナ州にあるフェニックス・インターナショナル・スピードウェイ。今年2回目の開催となりますが、レーストラックが舗装が一新されたため春のレースとはコンディションが大きく異なります。グリップが増しているようですが、実際はデータが少なすぎるとドライバーから心配の声も上がっていました。そんな中残りあと2戦、チェイスも大詰めです。2位のトニー・スチュワート(#14 Office Depot / Mobil 1 Chevrolet)が快進撃を続けトップのカール・エドワーズ(#99 Afrac Ford)に3ポイント差まで詰め寄りこの二人の一騎打ち状態です。カール・エドワースは昨年のこのレースで優勝していますが、ここで引き離すことができるか?見所満載です。

 新装なったフェニックスで予選好調だったのは、最近予選でめっぽう速いラウシュ・フェンウェイ・レーシングのマット・ケンゼス(#17 Crowm Royal Ford)でした。フロントローにはA.J.・アルメンディンガー(#43 Wix Filters Ford)、3番手にマルコス・アンブロウス(#9 Peak / Menards Chevrolet)と同じフォード勢でもあるリチャード・ぺティ・モータースポーツが好調でした。注目の2人ですが、トニー・スチュワートが8番手、カール・エドワーズは9番手とレース前から接近戦を繰り広げます。

 レース開始早々はポールからスタートしたマット・ケンゼスがリードしますが、36周目にトニー・スチュワートがフロント・ストレートでアウトからパスし確実にリードラップポイントを獲得します。その後は中盤までトニー・スチュワートがレースを牽引しますが、150周付近でマット・ケンゼスとカール・エドワーズがトニー・スチュワートに追いつき、このタイミングでチームメイトのマット・ケンゼスの協力を得てカール・エドワーズがリードラップポイントを獲得、両者一歩も譲らぬ展開です。

ケーシー・ケインがレッドブルに捧げたメモリアルウィン

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#4 ケーシー・ケインのピットストップ。右手前に写るのはORM vol.25のNASCAR特集でも協力してくれた我らの友人、マイク・モティール

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優勝したケーシー・ケインのドーナツターンはとても綺麗な円を描く

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記念に残る一勝をあげ、大喜びするをするレッドブルのクルー。ただ残念ながら今年限りの撤退によりチームに所属する約300名が来年以降、仕事を失ってしまうことに

 チームメイトの協力を得て万全の体制で走るカール・エドワーズでしたが、そのマット・ケンゼスもマーティンスビルでクラッシュさせたブライアン・ビッカーズ(#83 Red Bull Toyota)から報復を受けてリタイアとなってしまいます。その後はトニー・スチュワートとカール・エドワーズがトップを奪い合いながら白熱したレースを展開。終盤にはカート・ブッシュ(#22 Shell / Pennzoil Dodge)がピット戦略で一時トップに立ちますが、最終的にはガス欠でピットストップすることに。その後カール・エドワーズがトップに返り咲きます。

 誰もが昨年同様にカール・エドワーズが優勝すると思いましたが、レースが残り20周となったところでトップにたったのは、レッドブルから参戦しているケーシー・ケイン(#4 Red Bull Toyota)でした。序盤こそ20位付近を走行していたものの、終盤にかけてマシンをアジャストしてタイトル争いの二人を退け最後にチェッカーフラッグ。レッドブルから参戦して初めて勝利したケーシー・ケイン。今年一杯で撤退するレッドブルのクルーに記念に残る一勝を捧げたのでした。

 注目の二人ですが、カール・エドワースが2位、トニー・スチュワートが3位と両者一歩も譲らぬ結果になりました。ポイントもトニー・スチュワートが最多リードラップを獲得したために、3ポイント差は変わらず。昨年同様に最終戦のマイアミがタイトル争いの最後の舞台となります。トニー・スチュワートが勝てば3回目、カール・エドワーズが勝てば初タイトル。最終戦のホームステッドマイアミは絶対に見逃せない一戦になること間違いなしです!

photo: Getty Images for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka

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