CARNASCAR 2011 Report!第8戦 「Aaron's 499」
2011.04.22
NASCARのシーズン第8戦はアラバマ州にあるタラデガ・スーパースピードウェイで行われた「Aaron's 499」。NASCAR(ストックカー・レーシング)の聖地、ノースカロライナ州シャーロット在住のTetsuroOtsukaが送るモータースポーツコラム。
ヘンドリック・モータースポーツが予選を独占!?
#24 ジェフ・ゴードンと#48ジミー・ジョンソンを先頭にレーススタート。後ろにはチームメイトのマーク・マーティンとデイル・アーンハートJr.。上位を独占したヘンドリック・モータースポーツはレース前からドラフティングパートナーが決まっていた
序盤#33 クリント・ボウヤーをドラフティングするのはスーパースピードウェイに参戦し続けている#15 マイケル・ウォルトリップ
初めのクラッシュは#83 ブライアン・ビッカーズ。バックストレートのコース幅が広いので他のドライバーは巻き込まれなかった
NASCAR第8戦はアラバマ州タラデガにあるタラデガ・スーパースピードウェイ。一周2.66マイル、シーズン中で一番大きなレーストラックはデイトナ同様のスパースピードウェイ。今年は開幕戦のデイトナ同様にタラデガでも全員がダブルドラフティングでの走行!ドラフティングパートナーを見つけるのが上位をキープする鍵になるのはもちろんのことですがチーム(エントリー台数)によってその体制は異なります。
今回予選はヘンドリック・モータースポーツが1位から4位までを独占。タラデガで現役最多6勝を挙げているジェフ・ゴードン(#24 Drive to End Hunger Chevrolet)を先頭にジミージョンソン(#48 Lowe's/KOBALT Tools Chevrolet)、マーク・マーティン(#5 GoDaddy.com Chevrolet)、デイル・アーンハートJr.(#88 National Guard / AMP Energy Chevrolet)の順番でレーススタート。序盤からどのドライバーも2台編成で走り、前を走るパートナーが一度リードラップを獲得すると順位を入れ替えていました。
序盤目立っていたのがレッドブルのデ2台、ケーシー・ケイン(#4 Red Bull Toyota)とブライアン・ビッカーズ(#83 Red Bull Toyota)。ただ残念なことに前方を走っていたブライアン・ビッカーズがルーズになった他のマシンに追突されこのレースはじめてのクラッシュ。どのチームも基本的にはチームメイトと走るように作戦が組まれているようで、コーション後は皆タッグ相手をチームメイトに変えていました。また70周付近で各車ともグリーンフラッグでピットインしていたのですがもちろん2台体制でピットイン。
僅か0.002秒差でジミー・ジョンソンが今季初勝利!
この日スタートからフィニッシュまでずっと一緒に走っていた#5マーク・マーティンと#24ジェフ・ゴードンのベテランコンビ。一時は前後を入れ替えて走るシーンも
NASCAR史上最小僅差となる0.002秒差でのゴールシーン。#99 カール・エドワーズも入れるとなんと4ワイドでのゴール
#48 5年連続王者のジミー・ジョンソンが今季初勝利。うれしいバーンアウト
中盤にはブラッド・ケゼロウスキー(#2 Miller Lite Dodge)のスピンをきっかけに5台を巻き込むクラッシュ。巻き込まれてしまったのはケーシーケイン(#4 Red Bull Toyota)、トレバー・ベイン(#21 Motorcraft/Quick Lane Ford)、マーカス・アンブロウス(#9 Stanley Ford)、デイビッド・レーガン(#6 UPS Freight Ford)。例年のタラデガであればビッグワンといったところですが、ダブルドラフティングの走行になってからは巻き込まれる台数も少なくなりました。
とはいえビッグワンを避けるためにポールポジションながらもずっと後方で影を潜めていたのがジェフ・ゴードン(前)(#24 Drive to End Hunger Chevrolet)とマーク・マーティン(後)(#5 GoDaddy.com Chevrolet)。残り10周となったところで先頭に返り咲くと、ベテランタッグが最後の勝負。先頭を維持したままファイナルラップに入り、追い上げるのはクリント・ボウヤー(前)(#33 BB &T Chevrolet)とケビン・ハービック(後)(#29 Budweiser Chevrolet)、ジミー・ジョンソン(前)(#48 Lowe's/KOBALT Tools Chevrolet)とデイル・アーンハートJr.(後)(#88 National Guard / AMP Energy Chevrolet)のコンビ。
最終コーナーをたちあがり誰もがジェフ・ゴードンが優勝?と思っていたのですが、後ろを走るマーク・マーティンがブロックした際に失速してしまいドラフティングできずにジェフ・ゴードンが後退。そのままその両サイドを走るクリント・ボウヤーとジミー・ジョンソンが同時にゴールしたのですが、イン側を走っていたジミー・ジョンソンがわずか0.002秒差でクリント・ボウヤーを振り切って今季初優勝。0.002秒というNASCARの歴史上もっとも僅差のゴールとなったのでした。
photo: Getty Image for NASCAR
text: Tetsuro Otsuka
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