TOP > MOTORCYCLE > 『バイク文化創造企業、デイトナのこれまで...

HEADLINE

新着記事

MOTORCYCLE『バイク文化創造企業、デイトナのこれまでとこれから』株式会社デイトナ 代表取締役社長 鈴木紳一郎氏に聞く。

2014.03.24

メインビジュアル

バイク乗りに上質なプロダクツやサービスを提供し続ける株式会社デイトナ。そのデイトナがパーツや用品に加え、バイクガレージのカテゴリーにも参入するという。そこで、静岡県周智郡にある株式会社デイトナを訪ね、代表取締役社長の鈴木紳一郎氏に同社のここまでの歩みやご自身のバイクライフ、そして未来についてお話しを伺った。デイトナが標榜する『バイク文化創造企業』とは?

お客様に寄り添うモノ作りを

写真

二輪事業部にはカスタム、ツーリング、リプレイス、ライディングギア、ガレージなど商品カテゴリーごとのグループ制がしかれており、「お客様に寄り添うモノ作り」を実践している。

写真

年に一度、デイトナ本社のテストコースを利用して開催される「茶ミーティング」はバイク関連メーカーなどの出店や、バイクメーカーの試乗会など、全てのライダーの為のイベント。同時に、バイク業界とユーザー、そして地元との架け橋的な存在。新茶がふるまわれるなど、静岡ならではのおもてなしも自慢。

 株式会社デイトナの代表取締役社長、鈴木紳一郎氏が生まれた浜松はバイク関連企業が多数存在することから乗り物好きが多い。鈴木氏も中学の頃から砂浜にバイクを持ち込んで遊んでいたほどのバイク好き。
「バイク禁止だった高校を卒業してすぐにミニトレを手に入れてました。エンジンを焼き付かせてオイルの必要性を知ったり、壊しては修理を繰り返して構造を学びました(笑)。カスタムも試行錯誤しながら自分でいろいろやりました。」
 そんな青春時代を経てヤマハ系の会社に就職、5年ほどバイクなどの生産に携わる。
「SRのエンジンをたくさん作りました。ヘッド加工を担当、エンジンの基礎や加工技術はこの時に学びました。」そんな職場だったが思う所あって退職、縁あって株式会社デイトナに入社する。当初はバイクやATVのカスタムパーツを中心に、北米向けの輸出を担当。その後約3年ほど、南海部品や上野の『バイク街』を営業としてまわる。スズキRGガンマやヤマハRZ用ステアリングダンパーや『赤パッド』など、チューニングパーツが人気だった。
「営業しながらも商品企画に意識がいっており、リサーチも一生懸命しました。」と鈴木氏。80年代後半のスクーターレース・ブーム、ショックやチャンバー、ほぼスリックの『M100』タイヤなどのパフォーマンスパーツが好評を得る。ブームに乗れば苦労せずモノが売れる時代でもあった。90年代初頭、企画部門に。その頃にホンダ・スティードなど国産アメリカンバイク・ブームが到来、ヤマハSRやTWが牽引したストリートバイク人気へとつながる。これらのブームに呼応して様々な商品をリリース、デイトナの名前がライダーに広く知られるようになる。一方で、バイクに対する社会の目は厳しく、「デイトナは暴走族向けにパーツを作っている」と決めつけられてしまうことも。97年の株式上場の背景には「我々のような会社が社会に認められない限り、バイク業界はダメになる」という経営陣の考えもあったのだという。
 ニーズの多様化にタイムリーに対応すべく『よりお客様に寄り添うモノ作りを』という気運が高まり、99から00年ごろにはカスタム、ツーリング、ライディングギアなど、ジャンル別組織へと大きな変革を行う。
「作って売ってみて、仮説が当たった=売れた時に感じる喜び、これがモノ作りの醍醐味だと思います。」と鈴木氏は目を輝かせる。01年には、「研究開発とテストを自社で一貫してやりたい」という長年の夢が自社テストコースの完成で叶えられる。

キーワードは自己責任と自助努力

写真

左上から時計回りに、あらゆるシーンに対応、ヘンリービギンズ ツーリングバッグ/イタリアの名品、ノーランヘルメット(白:N104/黒:N-43E)/モンキーのエンジンをDOHC化!フィンガーフォロアーDOHCボア&ストロークアップキット/純正に代わるリーズナブルなリプレイスメントエアフィルター/音楽・ナビ・電話を集中コントロール、クールロボツーリング/ヨーロッパのツーリング文化が生んだGIVIのハードケース/デイトナならではのノウハウが生きるサドルバッグサポート

写真

デイトナの新規事業であるバイクガレージの販売。据え置き型バイクガレージのオーソリティー、ダイナオガレージファクトリーとのコラボレーションにより生まれたデイトナモーターサイクルガレージ。バイクを収納するだけでなく、カスタムやメンテナンスをしたり、また自分と愛車だけの憩いの空間として、ユーザーのバイクライフをより豊かなものにしたい。そんな思いを込めたデイトナの新しい提案なのである。お問合せ:0120-60-4955/garage@daytona-mc.jp

写真

「研究開発とテストを自社で一貫して行いたい」という思いから建設した自社テストコースを有するデイトナ本社。

 05年に代表取締役社長に就任した鈴木紳一郎氏のポリシーは「バイク乗りがお客様であり続ける限り、自分もバイクに乗り続ける」ことだという。現在もトライアンフ・デイトナやヤマハTX650など複数のバイクを所有、ツーリングを楽しんでいる。
「ウチには『デイトナ二輪倶楽部』という同好会があり、僕も一緒に楽しんでいます。」というように、デイトナは全社員がライダーでありバイク好き同士。鈴木氏はそのメリットを評して「会社然とした雰囲気が薄い社風で、何でも言える環境。意思決定も早いと思います。」と語る。
「僕は自己責任と自助努力がキーワードだと常々思っているのですが、ありがたいことに、社員はみんな自主性を持って仕事に取り組み、常に自分で考え行動してくれる。漫然と指示を待つような社員はいない。」こんな社風が創業以来の様々な挑戦を成功に導いているのだ。
 そんなデイトナの新たなるチャレンジが『ダイナオガレージファクトリー』とのコラボレーションによるバイクガレージの販売だ。ガレージグループも発足、最新カタログにも据え置き型バイクガレージがラインナップされている。この新規事業についても鈴木氏に聞いた。
「ダイナオさんのガレージを『2りんかん祭り』で見て、これはいい!と思いました。ガレージがあればバイクライフがもっと楽しくなると気付いた。」そこで自らもダイナオガにガレージをオーダー、並行し事業化を実行に移す。
「自分もライダー、愛車を屋根付きの安全な場所に置きたいというニーズがよく理解出来る。そしてバイクを保管するだけでなく、乗らない時にも『ガレージで楽しむ生活』を提供したいという思いがこの事業の根底にあります。」
 ライダーにバイクライフを末長く楽しんでもらえる環境作りを、これからも積極的にしていきたいと鈴木氏は語る。
「今回のバイクガレージのように業界や業種を越えたコラボレーションも大切。インドネシアの『PT DAYTONA AZIA』を拠点に、日本の20倍のライダーがいると言われるアジア全体まで視野に入れ、多くの人に豊かなバイクライフを提供したいですね。」鈴木氏は最後にとても大きく素敵な夢を語ってくれた。

東京モーターサイクルショー2014に出展!
デイトナは今年も東京ビッグサイトで開催される「東京モーターサイクルショー2014」に出展。
NOLANヘルメット・GIVIハードケース・デイトナモーターサイクルガレージをはじめ、同社が扱うアイテムを一同に展示。
ブースはB-54。
詳細は東京モーターサイクルショーのオフィシャルサイトでチェック!
http://www.motorcycleshow.org

株式会社デイトナ
静岡県周智郡森町一宮4805
TEL:0120-60-4955
http://www.daytona.co.jp

photo: 株式会社デイトナ/ORM編集部
text: ORM編集部

PAGE TOP