TOP > CAR > VOLVO S60。ボルボのフィロソフィ...

HEADLINE

新着記事

CARVOLVO S60。ボルボのフィロソフィーを昇華した最新作、登場。

2011.03.02

メインビジュアル

歩行者との衝突を回避・軽減するHUMAN SAFETYを採用、そしてボルボ初のエコカー減税対象車もラインナップ。The All New VOLVO S60にモータージャーナリスト、中村孝仁が試乗した。

自動車安全技術のパイオニア

写真

世界初の3点式シートベルトを導入したのはボルボである。写真は1959年頃に撮影されたもの、ベルトをしている人物は開発者のニル・ボーリン自身である。ボルボが当時あえてこの3点式シートベルトのパテントを取らなかったのは、この技術が広く世の中のためになるべきだというフィロソフィーからであるという

写真

ボルボ850から採用されたSIPS(サイド・インパクト・プロテクション・システム)は、横方向からの入力に対する安全性を確保しようという思想を具現化したシャシー設計。世界的に見ても早い段階で実用化されたこのSIPSは、自動車の設計におけるその後の概念を変えたと言えるだろう

写真

The All New VOLVO S60の安全に対する取り組みのひとつが"HUMAN SAFETY"。グリル部のセンサーとフロントウインドウ上部のカメラを併用して歩行者との衝突を回避・軽減するという画期的なシステムだ。画像下段はそのデモンストレーションの模様。時速40キロで走行、ダミー人形手前での完全停止を体感した。言うまでもなくドライバーはブレーキに一切触れていない

 ボルボ調査によれば、日本における対歩行者の死亡事故(35.2%)は、欧米のそれ(EU16%、USA11%)に比べ突出して多いという。それ故に歩行者との事故を最小限に抑える方策が必要で、彼らは2020年までにボルボ車に関わる事故や死傷者をゼロにするという大胆かつ野心的な目標を掲げている。その取り組みの一つが新しいS60に装備されたレーダーとカメラを併用した新たなヒューマンセーフティーという安全装備で、すべてのクルマがそれを装備すると、24%事故を低減できるのだという。御存知だとは思うが、ボルボはこれまでにも世界に先駆けて3点式シートベルトを導入したり、サイドエアバックを世界で最初に導入するなどこの分野ではまさにパイオニア。我々が今ごく当たり前のように使っているデフロスターやラミネートされたウィンドグラスなども皆ボルボの発明品だ。しかも彼らはそれが世界に広がるようにパテントをとっていない。今、安全技術が広まっているのはまさにボルボのおかげと言っても過言ではないくらい、その貢献度は高いのである。

流麗なスタイルも手に入れたボルボ

写真

1.6リッター直4ターボを搭載するVOLVO S60 DRIVe(ドライブ・イー)は環境に配慮したモデル。1.6リッター直4ターボエンジン、6速ツインクラッチパワーシフト搭載。アクセルを踏まない巡航時にクラッチが切れてエンジンがアイドリング状態になり燃費を抑えるという画期的な構造。アクセルを踏み込むと違和感なく加速していく様には感銘すらおぼえる。税抜車両価格は3,750,000円である

写真

ソフトベージュのシートや内装が明るい雰囲気を演出するVOLVO S60 DRIVeのインテリア。操作性もよく高い安心感につつまれながら快適にドライブできる。内外装ともに貫かれているという"モダンスカンジナビアン・デザイン"を体感できる気持ちのいい空間だ

写真

上級モデルのVOLVO S60 T6 AWD SEは3リッター直6ターボエンジンを搭載、ミッションは6速ギアトロニックAT。しっかりした足回り、正確無比なハンドリングによる高い走行性能がもたらす安心感もThe All New VOLVO S60ならではの美点。クーペ風の流麗なエクステリア・デザインも好印象だ。税抜車両価格は5,190,000円である

 そんなボルボの最新作がS60というクルマ。同名のモデルとしてはこれが2代目である。どうしても安全性や環境性能を優先するあまり、これまではどちらかというと少々地味な存在だったボルボだが、特にこのクルマからはスタイリングに関してもクーペ風の流麗なデザインを取り入れ、同時に正直言って驚かされるほどハンドリングが激変していた。足回りもこれまでのボルボにしては随分と硬く、乗り始めてすぐは違和感を感じたが、それはすぐに正確無比なハンドリング性能や高い安定性能などの安心感へとフィーリングを変えてくれた。エンジンは1.6リッター直4ターボを搭載するものと、3リッター直6ターボの2種類。そして前者は6速のツインクラッチパワーシフト、後者は6速ギアトロニックATと組み合わされるのだが、S60 DRIVe(ドライブ・イー)と名付けられた前者はボルボ初のエコカー減税対象車である。走行中にアクセルを離すと自動的にクラッチを切りエンジンがアイドリング状態になる。勿論アクセルを踏むとすぐさま元の回転に戻り、シームレスな加速が行える。他にも回生ブレーキ機構を持ち減速時のエネルギーを蓄えるシステムも付く。単に性能が良くて豪華なだけのプレミアムカーよりも、安全で環境への意識が高く、それでいてシンプルかつモダンさを感じるボルボ。とてもスマートに見えた。

photo: Gao Nishikawa
text: Takahito Nakamura
special thanks: http://www.volvocars.com/jp

PAGE TOP
ad
The All-New Ford Explorer Debut

BLOG

DOWNLOAD

  • Zebra 6

    Zebra 6

    FORDのGranTorino。最近イーストウッド監督の作品でその名を・・・

  • Rent A Truck

    Rent A Truck

    こんなトラックを見たことがあるだろうか。自分で引っ越し・・・

  • 代替文字が入ります代替文字が入ります

    KINGMAN, ARIZONA

    アリゾナ州キングマン。この道を歌った有名な曲にも街・・・

  • AMARILLO, TEXAS

    AMARILLO, TEXAS

    地面にキャデラックが突き刺さったオブジェが有名な・・・